更年期とアロマセラピー 〜美しい笑顔でいるために〜
Lesson 11:体調すっきりのもと=うまくしっかりと眠ること
質のよい眠り、というのはよく耳にしますね。どういうのがよい睡眠かという難しいことはさておき、「あ〜、よく寝た」、「すっきりした朝だわぁ」と感じて目覚めることではないでしょうか。
最近の研究では寝過ぎのほうにも多大な問題があることが指摘されていますので、たくさん眠ればよいわけではなく、適度な睡眠時間も「質」に含まれるのです。
成長ホルモンが分泌されるのは22時から26時のあいだとされ、このあいだは主に傷ついた細胞の修復なども行われる大事な時間です。脳もからだもゆっくりと休むことで正しい機能が保たれるのです。お肌のゴールデンタイムと言われていますよね。でも、これが徐々にうまくいかなくなることが多くなるのが、ボンジュール世代。女性ホルモンの急激な変化によるものだといわれています。
睡眠不足が続けば、集中力もおぼつかなく、自分の行動や判断にも影響を与え、何も考えられない、思いつかない、イライラする、など感情のコントロールも難しいときすらあります。これは人間が人間らしくあるための機能を調整している脳が疲れてしまっているからだそうです。(あまりにも激しければ、睡眠不足が原因ではないかもしれないので、そのときは診察を受けたほうがよいようです)
睡眠の効果は、もちろん美肌、代謝を正常に保つ、あとはストレスの軽減(=ノンレム睡眠では不必要な記憶を消去したり軽減したりするそうです)など、さまざまあります。
ストレスがあったら眠れないじゃない?と思うときは、できれば精神的ストレスを受けた分くらいの運動でからだも同様に疲れるのも手かもしれません。頭だけ妙にさえてしまうことを減らすためにも。なにもジムに行ってマシンで運動するわけではなく、今少し汗ばむ季節になったので、ウォーキングや部屋のレイアウトを変える、自転車で遠出など、汗をかいて老廃物も出せる簡単なものから始めてみるのはいかがでしょうか。
あとは、
ぬるめの入浴
暗いお部屋の環境
アロマ
就寝直前は覚醒させてしまう可能性があります。
からだのリズムを調整する作用のあるメラトニンは明るすぎると分泌しなくなります。(100ルクスくらいでも)
香りがなんとなく心地いい、という程度のほのかな香りがリラクゼーションを促し、だんだんと眠りを導いていきます。
ラベンダー、プチグレン、ネロリなどのほかに、マンダリン、ベルガモット、ベンゾイン、ローズウッド、サンダルウッドも(お好みであれば)眠りつくときにもよい精油だと思います。ネロリやサンダルウッドにはエイジング肌にも効果的!
でも、量を間違えてしまうと「目が覚めて」しまいます。安眠を、と思って枕元にオレンジとラベンダーのブレンドをハンカチに湿らせて目がさえてしまったことがありました。あまりに香りが強いと、それが逆効果になったりするので、どうぞご注意を。
素敵な睡眠を・・・。
◆ ◇Bonjour50’s おススメレシピ◇◆
<Aromatic recipe for Good sleep>
ブレンドオイル(精油)を作って、必要なときにハンカチやティッシュにつけて。またはポマンダーやアロマランプに垂らしてお使いくださいね。(完成は1ml分<ドロッパー付の小瓶20滴分>、ドロッパーつき小瓶がなければ、茶色かブルーかの色つきのガラス小瓶に入れる)
ネロリ5滴
ベルガモット 5滴
ラベンダー10滴
(ベンゾインやサンダルウッドを入れる場合は、どちらか1種類を1滴くらいでブレンドをしてください)
2012.7.17
Attention
天然100%以外の精油はおススメしません。100円ショップなどのアロマオイルはまったく異なるもので、期待される効果や作用は得られませんのでご注意を。
必ず精油は希釈して使ってください。だいたい2%の濃度です。
(10mlの植物油に4滴相当)
同じ精油をからだに連続して2週間使い続けるのは避けましょう。
使い方を誤ると思わぬ皮膚トラブルや体調に影響します。
ご質問はいつでもお気軽にしてください。 info@kiyoudo.com