更年期とアロマセラピー 〜美しい笑顔でいるために〜

Lesson 16:アロマ de ダイエット!

こう寒いと動きたくなくなりますね。暖をとる猫のごとく、こたつから一歩も出たくなくなる…。でも、年末年始の宴や一時的に大所帯になる家庭での心身の気疲れなどなど――飲食がふだんより多くなり、その結果冬に体重が(よけいに)増えたりしませんか? 寒い冬にからだの脂肪を蓄えるのは生物として身を守る当然のシステムですが、問題は「必要以上に」ということ。

ボンジュール世代においては、ちょっとの体重増でも「戻りにくく」、さらに「脂肪がつきやすい」のが厄介な点かもしれません。もちろん体重が変わらない方も多いと思いますが、そういう方でも代謝は少し落ちている年代ではあります。

 

アロマセラピーで使用する精油にはありがたいかな、代謝を促し、ダイエットに作用する精油がいくつかあります。このダイエット効果でブレイクしたグレープフルーツはまだ記憶に新しいかもしれません。ほかにもサイプレス、ローズマリー、マンダリン、シダーウッドなどがあります。からだに滞留した水分には老廃物が含まれていますが、その余計な水分を排出する作用のある精油(サイプレスなど)、利尿作用※のある精油ジュニパーベリー(セイヨウネズの実:ジントニックの香りづけにも使われます)などもブレンドしてみるといいと思います。

※腎疾患のある方の使用はお避けください。

 

たんにダイエットということであれば、これらの精油ブレンドでもいいのかもしれません。しかし女性ホルモン、おもにエストロゲンの分泌が低下している世代では、上記の精油にさらに女性ホルモン様の精油をブレンドしてみてはいかがでしょうか。エストロゲンは抗酸化作用、骨の形成、脂質代謝、その他さまざまな機能をもっているので、このホルモンが低下しているということが「痩せにくい」原因にもなっているのです。そこで今回は女性ホルモン様のある精油をブレンドして、まずはダイエットへのウォーミングアップを意図したレシピをご紹介しようと思います。

 

エストロゲン様の作用をもつ精油には、ローズ、フェンネルやアンジェリカ、アニス、ゼラニウム、クラリセージなどがあります。セージは女性ホルモンのなかでもプロゲステロン様と言われています。ローズ、ゼラニウムは香りもよいですし、一般的に購入しやすく使い勝手のよい精油だと思います。フェンネル、アンジェリカ、アニス、セージは、香りも作用もパワフルで香りは好みが分かれるところですし、また刺激のある成分も多く含まれているため、若干使いづらいかもしれません。クラリセージは比較的マイルドですが、鎮静作用が高く、眠気も誘うので運転前などのご使用は控えるなどの注意も必要です。精油は皮膚からの吸収がもっとも高いため、マッサージをしながら硬くなった部分、こりのある部分をほぐしながらブレンドオイルを活用すれば効果がUPします。寒い時期でもあるのでアロマバスもいいですね!

 

◆◇Bonjour50おススメレシピ◇◆

 

Weight loss recipe —アロマ・ダイエット>

 合計22滴の精油ブレンド(1滴 約0.05ml


グレープフルーツ 5/セージ2/ゼラニウム 3/レモングラス 2/マンダリン 10


  • マッサージオイルはこのブレンドオイル総量を60mlのホホバやオリーブなどの植物油と混ぜます。
  • アロマバスはこのブレンドオイルを浴槽に56滴入れてください。

 

 

 

2013.2.27

Attention

天然100%以外の精油はおススメしません。100円ショップなどのアロマオイルはまったく異なるもので、期待される効果や作用は得られませんのでご注意を。

必ず精油は希釈して使ってください。だいたい2%の濃度です。

(10mlの植物油に4滴相当)

同じ精油をからだに連続して2週間使い続けるのは避けましょう。

使い方を誤ると思わぬ皮膚トラブルや体調に影響します。

 

ご質問はいつでもお気軽にしてください。 info@kiyoudo.com