更年期とアロマセラピー 〜美しい笑顔でいるために〜

Lesson 17:揺れ動くからだと心…寒さと温かさのはざまで

大寒波のあとの異常な気温上昇、そしてまた1日のうちに一気に10℃ほども下がる日もある・・・こうなるとからだの調整機能は慌ただしく働きます。そのためからだもちょっとお疲れ気味に。からだが疲れてくることによって気持ちまで引きずられてしまうこともあるかもしれません。

寒くても暑くてもからだが一定の状態に保てるのは、自律神経、ホルモン、免疫系統ががっちりとガードしてバランスを調整しているからですが、からだの外の環境変化があまりに激しければ、それに慣れていない体の体内調整は大変だと考えられます。

体温にも深くかかわる自律神経は心にも大きく影響しますので、自分の心身をサポートするためにもちょっとしたケアは必要です。春はからだがゆるみ、冬の疲れが出てしまって精神的に落ち込んだりすることもある時期。でも、せっかくなら新緑の美しさを感じられる自分でいたいですよね。

今月、アロマのなかでもあまり耳慣れないセロリシード油をご紹介したいと思います。言わずと知れたあのセロリの種を蒸して抽出したものです。アロマではそもそも香りのよいものを使いたいと、香草系を敬遠する方も多いかもしれません。セロリだけはダメ、という方には残念ですが、嫌いでない方には(チャレンジになりますが)気分転換がてらこの精油を使ってみるのもおすすめです。

なぜかというと・・・

このセロリシード、体内の余分な水分やセリュライトで増えた体重に効果があるのです。余分なものを排出して血液を浄化すると言われています。また関節に蓄積した尿酸の排出も促すということで、リウマチ関節炎、痛風にも作用するのだそうです。炎症を抑えたり、女性生殖器系にもよい効果があり、さらに鎮静・強壮の両方の効果があるので、からだのバランスをとるサポートにも役立つと思われます。

独特の香りがあるので、セロリシード油だけを使うよりはほかの精油とのブレンド使いを強くおすすめします。むくみなどもすっきりさせますので、使ってみない手はないですよね。

下記のブレンドオイルでからだをマッサージついでに、植物油だけでお顔の部分を刺激するのも効果的。全身の気の流れがよくなることでしょう。人差し指、中指、薬指の3本で、こめかみ、目頭+眉頭のあたり、鼻の横の頬骨の真下あたり、ホウレイ線、を3本の指を当ててゆっくりやさしく回転させてあげてください(図のなかの紫で囲んであるあたり)。圧が強めだと顔の筋肉に働きかけるのですが、皮膚の弱い方には負担になるかもしれないのでご自分の状態に合わせたケアをしていただければと思います。

 


◆◇Bonjour50’s おススメレシピ◇◆

 

Aromatic Body Care

 

このブレンドでは、お肌の清浄化とむくみなどを排出する作用、収れん作用がメインです。香りもセロリの強さをマイルドにするようなブレンドです。オイルを塗布して必要な部分をもみほぐす感じで行ってください。


セロリシード 2滴/オレンジスイート 2滴/ティトリー 2滴/植物油 20ml


ほんのり杏のよい香りのするピーチカーネル(杏の種)オイルでブレンドするのもいいですし、またはホホバ、植物性スクワレンオイルに希釈してください。

 

※柑橘系オイルでマッサージのあとは半日ほど日に当たらないようにご注意ください。人によってはアレルギー、または塗布した部分にトラブルが出ることもあります。

 

 

2013.4.5

Attention

天然100%以外の精油はおススメしません。100円ショップなどのアロマオイルはまったく異なるもので、期待される効果や作用は得られませんのでご注意を。

必ず精油は希釈して使ってください。だいたい2%の濃度です。

(10mlの植物油に4滴相当)

同じ精油をからだに連続して2週間使い続けるのは避けましょう。

使い方を誤ると思わぬ皮膚トラブルや体調に影響します。

 

ご質問はいつでもお気軽にしてください。 info@kiyoudo.com