マッサージ好きの私は仕事でマッサージをするのも好きですが、やってもらうもの好きです。セラピストになってからは、施術を受けても上手な整体師さんやプラクティショナーのテクニックが気になって施術中気分よく眠れなくなったりします（苦笑）

さて、マッサージの効果は血流を良くする効果がありますが、「touch（タッチ＝触れる）」ケアの意味でも心理的に大きな役割を果たしています。タッチケアを行うことで、早産で生まれた子の体重増加を促進する、注意力が増す、抑うつ状態の軽減、痛みの軽減、ストレスホルモンの減少、免疫機能の増加といった効果を、Tiffany Field, Ph.D; TRI（Touch Therapy Institute）というアメリカのマイアミ大学、ハーバード大、メリーランド大などの研究チームにより報告されています。

実際にはセルフケアよりも誰かに施術をしてもらうほうが、これらの効果を感じやすいでしょう。ただただ疲れたカラダをほぐすために身を任せるのは誰にとっても至福の時間です。でも時間やお金の制限はあるし・・・、となると仕方ない。やってもらったよりは満足感は少ないですが、セルフケアも継続すればそれなりの効果が得られます。

マッサージの際には植物油を使って行うことをお薦めします。植物油を使うとすべりが良くなるだけではなく、

・オイルの保湿効果

・手と触れた部位の摩擦軽減

・肌への栄養

など、プラスαの作用があるからです。植物油なら食用のゴマ油やオリーブ油でもいいですか？と本当に良く聞かれます。実際、食品会社や関係する省庁に訊ねて結果を聞いたセラピストの話では、マッサージ用と食用の油に明確な差異が確定していないということです。ただ、はっきりしているのは、食用は滅菌やなどの意味もあり高温で処理していますが、マッサージ用はほとんどが低温圧搾です。そのためにおいがあまりありません。（食用は逆にその油の香りが食欲をそそるのですが）高温で変質するような成分についても、こちらは安心です。基本的にマッサージ用をお使いになったほうがいいと思います。

手軽なのは足と手。両方とも足浴、手浴で温めてからマッサージをすると効果がさらに上がります。はじめはさすってあげましょう♪ やさしく自分のからだをいたわるように。足はていねいにやや強めにほぐす感じで指の１本１本をケア。足の甲側はてのひらで包むように。足裏側は指の腹でプッシュ、またはゲンコツをつくって第二関節でぐいぐいいってもよいです。ツボ刺激用の小さな棒も気持ちいいかもしれません。太ももなどはけっこう力がいるので、オイルで汚れてもよいボール、瓶、あとはホットストーンセラピーで使う研磨した玄武岩（一般的ではないのですが）をお湯で温めて使うとかなり気持ちが良いです。