更年期とアロマセラピー 〜美しい笑顔でいるために〜

Lesson 6:香りあたたかバスでゆったり

秋でもなんだか汗ばむような日が続いたりで変な天候ばかりの今年。でもようやく本格的な寒さがやってきたようです。寒さで縮んでしまうと、血流が悪くなり、全身の血流が悪くなるということは内臓にもしかりです。なんとなく胃腸の調子も下がっているのは、寒さが原因のこともあります。さらにお顔にもくすみが目立ったりと、寒さや冷えがからだに与える悪影響はご存じのとおり。

 

そこで日々忙しく過ごされている方々に、ホット一息、香りに包まれてからだの芯から温まるバスタイムのご提案です。バスタイムが特に良いのは、温めの効果だけではありません。アロマの精油をここで使うと、バスルーム全体が“アロマミスト-加湿器”状態になるのでアロマセラピーの効果を手軽に得やすいと言えるでしょう。

 

今回は作り方もご紹介します。

 

植物油(=キャリアオイル)は、アプリコットの種から抽出されたアプリコットカーネルオイルか、手軽にホホバオイル、そのほかのオイルでもかまいません。ただアプリコットカーネルが良いのは、とくに肌への浸透性や皮膚の保護に優れているからです。敏感や乾燥したお肌に向いているのです。


用意するのはポリソルベート80(界面活性剤)..........7.5ml

アプリコットカーネルオイル..........40ml

精油..........10滴 

・ローズウッド  

・サンダルウッド  

・お好みの精油

 

  1. アプリコットオイルに、乳化剤(界面活性剤)のポリソルベート80をよく混ぜます。(アロマショップやネットで販売しています。水と油を混ぜる作用のある界面活性剤は自然派以外のどんな化粧品にも使われていますが、心配な方は別のレシピもご紹介します。)
  2. 精油を混ぜていきます(全部で10滴)。もしお好みがあれば、そちらを。これをボトルに入れて、約2週間くらい保存ができます。

 

今回はお肌にもよいし、リラックス効果の高い精油を選んでみました。ローズウッド、サンダルウッドを基本に、ラベンダー、ベルガモット。ちょっと好みが分かれますが、エイジングスキンにとくに良いと言われるフランキンセンスもおススメです。


ローズウッドには皮膚の再生力を促す力と収斂作用もありますし、なにしろリナロールという気持ちを落ち着かせる作用の高い成分が85%以上も含まれているのです。サンダルウッドも皮膚を柔らかくする作用があり、泌尿器・生殖器系・呼吸器系にも作用するすぐれものです。昔よく扇子を仰ぐとふんわり甘く重いよい香りがしましたね、最近はあまり出会うことがなくなりましたが。


乳化剤が苦手なお肌の敏感な方は、塩(細かめの岩塩などもいいですね)200gを瓶に入れて、精油を全部で10滴たらしてよくシェイク。よく香りがつくので精油は他のアイテムよりも少なめ。このバスソルトはからだも温めるし、作り方はさらに簡単です。保湿は入浴後にたっぷりと行ってください。ミルクに精油を混ぜてアロマミルクバス、ミルク25mlに5滴(1回使い切り)、しっとりとします。

お風呂には絶対に入らなくてはならないですから、その場でケアできたら一石二鳥。問題は・・・・お風呂のお掃除です(汗;)。 いろんな成分が気になる方は重曹でひとこすり。油分をよく落とします。


<ご注意>お肌に合わないとき、かゆみや違和感があるときはすぐに大量のお湯で流し洗ってください。お柑橘系の精油を使うと日光に当たった時以外にもかゆみが出たり、ひりひりしたりすることがあるので、少量にするか使用を控えるかにご自分の肌にあったものをお使いください。

 

2011.12.23

Attention

天然100%以外の精油はおススメしません。100円ショップなどのアロマオイルはまったく異なるもので、期待される効果や作用は得られませんのでご注意を。

必ず精油は希釈して使ってください。だいたい2%の濃度です。

(10mlの植物油に4滴相当)

同じ精油をからだに連続して2週間使い続けるのは避けましょう。

使い方を誤ると思わぬ皮膚トラブルや体調に影響します。

 

ご質問はいつでもお気軽にしてください。 junwahombe@kiyoudo.com