更年期とアロマセラピー 〜美しい笑顔でいるために〜

Lesson 9:この時季だからこそのデトックス

風薫る5月、からだに抜けていくさわやかな風がとても心地よいですね。でも−−−からだも気持ちもなんだか疲れていませんか? 

 

五月病まっさかりの方もいるかもしれません。天候も不安定でからだの調節機能は大忙し。冬はとても寒かったし、春の長雨?もありました。昔はエアコンもアスファルトもなく、自然にからだが暑さ寒さになじんでいくようにできていました。しかもこんな食生活やせわしない世の中ではなかったので、調節という意味では今の人のほうがどれほど大変かわかりません。

ジュニパーベリー
ジュニパーベリー

今回は、さわやかな季節なのになんだかだるい感じが抜けない方に、ちょっと「汗をかく」お試しを。40〜42℃くらいのお湯(半身浴)で玉の汗をかいて、これまでたまっていた余分なものを汗と一緒に出してしまうのです。

 

まずジュニパー、サンダルウッド、グレープフルーツとそれ以外の柑橘系の精油(オレンジスイート、レモンなど)のなかから、お好みで香りを選んで精油ブレンドを作ります。ジュニパーベリーにはすぐれた利尿作用があり、筋肉にも作用してこりを軽減、血行をよくします。グレープフルーツも言わずと知れたダイエットの味方。消化器官とくに胆汁分泌を刺激して脂肪分解を助けます。サンダルウッドはこれらのサッパリとした香りとは異なり、いわゆるお香の香り(=白檀)です。浮き立つ心を鎮め、深い瞑想へと導くようなとても甘く深い香り。心身にだるさがあるときにはサンダルウッドを足してみるといいと思います。自然塩(精製塩よりもミネラルが豊富)20gにブレンドした精油6滴、さらに今回は重曹も加えます。ティスプーン1杯程度を入れると、お肌の汚れもきれいにしてくれるし入浴後に肌がツルツルになります。

 

ところでお酒を飲む方にしかわからないとは思うのですが、ジントニックの香りはこのジュニパーベリーを使っているんです。少しウッディでスッキリとした、ほんのりと甘いあの香りは、香料としてずいぶんと長い歴史もあります。収斂作用も強く、脂性肌の人にはジュニパーベリー入りの化粧水で毛穴なども整えてあげるのもいいですね。男性化粧品や香水にもよく使われていたりしますから、どちらかというと男性的な香りと感じる方も多いのかもしれません。

 

ところで、入浴後は汗と一緒に老廃物が排出され、また重曹のはたらきで汚れとともに皮脂も少なくなってしまっています。そのため、ぜひ行ってほしいのはアフターケア。たっぷりのローションをやさしく(パシャパシャとはたかずに)全身につけて浸透させ、そのあとグレープシード/セサミ/オリーブオイルなどの比較的軽いオイルとローズヒップオイル3:1でブレンドしたものをまた全身にゆっくりとやさしくなでるように塗布していきます。このときにセルフマッサージを行うのも手です。もちろんパートナーがOKしてくれたら、マッサージも頼んでみては?

 

◆◇Bonjour50s おススメレシピ◇◆

 

<アロマティック・デトックスバス>


自然塩 20g

ジュニパーベリー滴、グレープフルーツ滴、サンダルウッド滴=計

重曹 小さじ1杯 

 

ご注意:

ジュニパーベリーは刺激がやや強いので、敏感なお肌の方や体調の悪いときに行うことは避けましょう。また、かなり汗をかくので水分補給を絶対にお忘れなく! 電解質のバランスもあるので、気にされるようでしたらスポーツ系のドリンクでもいいかもしれませんが、過剰糖分にはご注意を。使い方についてのご質問などはinfo@kiyoudo.comまでお気軽に!

 

2012.5.16

Attention

天然100%以外の精油はおススメしません。100円ショップなどのアロマオイルはまったく異なるもので、期待される効果や作用は得られませんのでご注意を。

必ず精油は希釈して使ってください。だいたい2%の濃度です。

(10mlの植物油に4滴相当)

同じ精油をからだに連続して2週間使い続けるのは避けましょう。

使い方を誤ると思わぬ皮膚トラブルや体調に影響します。

 

ご質問はいつでもお気軽にしてください。 info@kiyoudo.com