〜はじめに〜

 

キレイセミナーの「インテリアでアンチエイジング」を担当させていただきますルーミックデザインの上谷と申します。インテリアコーディネーターとして25年間、様々なお客様のご要望にお応えして素敵なお部屋づくりのお手伝いをしてきました。その中で日々感じること、また50代ならではの感性をオトナのインテリアにどう生かしていくか、コーディネートやアドバイスを通して、オトナにしかつくれないエレガントな暮らしをお手伝いをさせていただきたいと思っています。

 

このキレイセミナーでは、みなさまのインテリアづくりのヒントにしていただける、「インテリアのツボ」をさまざまな角度からご紹介していきます。

カラーで変わる!自分らしさって?

Lesson 1:壁一面だけでも、こんなに違う 〜ピンク&からし色〜

「インテリア」と一言で言っても、範囲は広く、奥も深いもの。日本の家は白い壁に囲まれた部屋が多く、よく言えば清潔感があり、広く見えるのですが、悪く言えば殺風景です。そこで、まずは手軽にできる、“カラーの持つパワー”を利用した自分らしいインテリア作りをご紹介していきたいと思います。

 

1回目は、お部屋の中でベースになっている、広い面なのに脇役になっている「壁」のカラーについて、ご紹介します!

住み始めたころはキレイだった、白い壁。しかし、年とともにお部屋は汚れますし、自分の嗜好も変化し、長年住んでいると自分らしさをプラスしたいな・・・なんて思ってくるのではないでしょうか? お部屋をキレイにするタイミングで、いつも通りの白い壁にするのではなく、壁一面だけを色を変えると、お部屋の印象は劇的に変わります。

 

たとえば、ピンク。年齢とともに気づけば、ピンクのものを多く買っていた・・・ そんな方も多いのでは?

 

ピンクは、安らぎや幸福感のイメージを持つ色。リラックスしたいときにこの色を選ぶ、という人も多いそうです。乙女の色でもありますし、若返り効果もあります。壁をピンクにしたら、クッションなどの小物でも色を取り入れると、より自分らしいパワーが沸いてくるかもしれません。

 

次に、からし色や黄色。風水の観点から、西面にあると金運がアップするという説があります。私は風水師ではないのでその真意は定かではありませんが、色を見ただけでも元気の出る、エネルギーを秘めた色であることは間違いありません。最近よく言われるビタミンカラーの1つです。

 

それを壁一面に!というと、日本人の私たちにとっては、とても勇気のいることですよね。でも大丈夫です!! からし色や黄色はフローリングの木の色や建具、ドアの木部の色、木製家具の色と、とても相性がよいのです。ですから、ミディアムオークの床などは、からし色やオレンジ色に溶け込み、圧迫感などまったく感じられません。さらにグリーンやビビッドなオレンジ色などをアクセントカラーに加えたくなるほどです。

 

私も50歳を過ぎたころからファッションやインテリアに積極的に色(カラー)を取り入れるようになりました。自分自身を喜ばせるため、きれいなモノ、元気になれるモノなど、心地よいものに囲まれて暮らしていたい・・・ そんな思いがトシとともに強まってきたようです。皆さまはどうですか?

 

2011.2.8