カラーで変わる自分らしさって?

Lesson 4:スッキリ窓周りに色をプラス☆

前回は、窓周り装飾として代表的なカーテン(ファブリック)をご紹介しました。今回はその他の窓周り商品として、ファブリックを加工し、機能性を追求した“メカ物”商品をご紹介します。ファブリックのようなソフトな感じやしなやかさはありませんが、機能性が高く、現代マンションの大半を占めるクールモダンやナチュラルモダンなインテリアテイストにもよく合います。

 

機能性といいますのは、防犯面から必要な外部からの視線を遮る機能であったり、光や明かりの調節を行う調光機能や遮光性であったり、室内の明かりが外へ洩れないようプライバシーを守ったり、熱を遮る遮熱性であったり。その他にも、遮音性や保温性などが、日常生活の基本になっています。

 

そこで今回は、特に光をコントロールしやすく、モダンインテリアに合う、人気のバーチカルブラインドと呼ばれる縦型ブラインドと、ロールスクリーン(ロールカーテン)をご紹介します。これらは、メカニックな窓周り商品として代表的なものです。

 

■さわやかブルーのアクセントでアクティブな壁面に!

ブルーが大好き! 建物の玄関ドアもバルコニーの壁もアクセントにブルー。もちろん室内のリビングの家具や照明にもブルーを使っているなど、こだわりのあるS様。

ブルーを引き立たせる色で、まず出てくるのが白(ホワイト)です。ベースは白、内外壁とも真っ白でしたので、ひときわブルーが冴えていました。リビングの大窓は外部からも玄関ドア、バルコニーの壁と同じ面で目立つため、写真のようなご提案をしました。

 

バーチカルブラインドは、スラット(羽根)の色を必要枚数だけ変えることで、窓面をまるでぬり絵を楽しむかのようにアクティブに変化させることができます。実際、紙面上で数パターンのぬり絵をしました。どの色を何枚配置するかでまったくイメージが変わってきます。バーチカルブラインドはスラットを回転させ、その角度で外部との視線、遮光の調節ができ、汚れた部分のスラットを外し、洗濯も可能であることから大窓が増えた昨今、最も人気のあるメカニック窓周り商品といっても過言ではありません。

 

■リズミカルな配色のグリーンとサーモンピンクで気分もPOP!

ちょっと暗い1F北側の洋室。お子様がまだ小さく、当分の間は予備のゲストルームとして使用するので、「明るく楽しく」をテーマにご提案しました。同じ大きさの窓が4つきちんと並んでそれだけでも可愛い窓。元気なグリーンとやさしく温かみのあるピンクを交互に配し、リズミカルな動きのある窓を演出しました。ロールスクリーンは平面状なのでキャンバスのようなもの。いろんな色や図柄で楽しみたいものですね。デザインは、各メーカーの商品ともたくさんあるので、是非ご相談ください。

また、単色のロールスクリーンは、ほとんどが裏表の色の違いがないため、間仕切りとしても使えます。上げ下ろしが容易なため、冷暖房のエコ対策で気流の遮断と目線の遮断に大いに役立ちます! 右の写真のように、下部にレースやクリスタルのトリムを付けるなどすると、よくあるクールモダンなイメージだけではなく、エレガントに演出することもできます。

 

窓の形状によってはロールスクリーンとカーテンとの組み合わせなども可能です。次回はその他事例や機能的で不動な人気のベネシャンブラインド(横型ブラインド)のご紹介をしたいと思います。

 

 

2011.5.18