カラーで変わる自分らしさって?(最終レッスン)

Lesson 6 : 床にだって、色を。

これまでのレッスンでは、“壁”と“窓まわり”に色を使って自分らしさを表現する方法をご紹介してきました。カラーに関する最終レッスンは、“床”での色使いをご紹介します。

 

床はフローリング、という住宅が多いと思いますが、床材にはフローリングだけでなくタイルやカーペット、クッションフロアなどもあり、その家のインテリアテイストやその部屋の用途に合わせて使い分けるとよいですね。例えば、水周りはクッションフロア、というお宅は多いのではないでしょうか?

各素材の使い方についてはまた別の機会に述べるとして、今回は色使いについて。フローリングは木の材質によって色が異なるものの、基本的には茶系の濃淡で表現できます。そのため、自分らしさをプラスするというよりは、自分らしい雰囲気作りのベースとなるカラーになります。カリンなどの赤茶系で高級感を出したり、ウェンジやゼブラウッドのような黒系でモダンに仕上げたりという感じです。ここでは、もっと自分らしさを表現しやすい、アクセントになる床材での色使いをご紹介していきます。

 

■タイルで自分らしい配色に☆

床はそんなに簡単に張り替えることができないだけに、色で遊んでしまうのはちょっとコワイ・・・そんな風に考えてしまっている方も多いと思います。そこで大きな空間のLDKや寝室ではなく、階段上のホールや洗面室、趣味部屋などで自分らしい空間を作ってみてはいかがでしょう?


左上の写真のように、温もり感じる暖色系のアンティークタイルを使用して、昼下がりのんびりできるスペースをつくるというのもいいですね。男性好みなシックな趣味部屋をつくるのでしたら、左下の写真のように、グレーとブラックで柄のあるタイルを使用するのもカッコイイです。タイルは色の種類も多くあり、組み合わせることでオリジナリティを出しやすいので、どんどん使ってみて欲しいアイテムです!


 

■ペーパーコードのラグで夏を涼しく♪ フレームで自分らしさを

フローリングやタイルなどの床材の上に置いて、お部屋のアクセントにできるのが“ラグ”です。夏は暑いから・・・ということで、色のアクセントになっていたラグを取り外し、フローリングに直接寝転がっている、という方も多いのではないでしょうか?

そんな方にオススメなのが、タタミのようなさらりとした肌触りのペーパーコードのラグです。色・柄の種類も多く、フレーム部分のカラーも20色(5cm幅の場合)から選べるので組合せを楽しめます。

■カラフルだけれど、手織りの温もりあるキリム

キリムとは、平織りの織物のことを指すトルコ語です。今はトルコ製でなくても、平織りのラグのことをキリムと呼んでいます。柄も色も豊富で、手織りのため風合いもよく、ウールや綿でできているため、肌触りも良いのです。1枚置くだけで、グッと雰囲気が変わります。選ぶ色にもよりますが、左上の写真のように、赤・青・黄色と色数の多いモノを置くと、ちょっとオリエンタルな雰囲気をつくるのにピッタリです。また左下の写真のように、白黒系のモノなら、モダンな空間に合いますね。柄が異国情緒を醸し出しているため、素敵なミックスインテリアが完成します!

 

床は単にフローリングの色を選ぶだけではなく、タイルなどで色を入れてみたり、フローリングの上にラグを置いたりと自分らしさをプラスできる部分ですので、ぜひトライしてみてください☆

 

 

 

 

2011.7.15