Lesson 2:3〜4月のカラー「ピンク」

3月と4月はピンクです。ピンクはアンチエイジング世代に不可欠な色です。ピンクはかわいらしいイメージがありますから、若い人の色、子供っぽい色と見られがちですが、その柔らかさ、初々しさがちょっとお疲れモードの大人の心に働きかけます。きれいなピンクを使って、幸せな気持ちを取り込みましょう。

 

注:カラーサンプルはモニターにより色再現が異なります。

薔薇色(ばらいろ)
薔薇色(ばらいろ)
古今集にも歌われたバラは古くから愛でられていた花です。 バラの花の色はたくさんありますが、色名の薔薇色は赤系統の花の色を指します。
鮮やかで濃いピンクはウィンタータイプの人に似合います。ドラマティックで華やかな魅力がより強調されること請け合いです。 スプリングタイプの人はセーターなどに使って、キュートなイメージにするのが良いでしょう。

オーロラ
オーロラ
ギリシャ神話の曙の女神「オーロラ」の名を付けられたこの色は、夜明けの空の色です。 透明感のある冷たいピンクはブルーベースの方にピッタリです。サマータイプの 人は薄いグレーや白と組み合わせてコントラストを弱く。ウィンタータイプの人 は黒や濃紺と組み合わせてコントラストを強くすると素敵です。

ティーローズ
ティーローズ
お茶の香りがするバラの花の色です。中国原産のバラをヨーロッパで改良して咲きました。 ほのかにお茶の香りがするような黄みのピンクです。
あまりピンクを感じない色ですが、オータムタイプの人が身につけるとピンクを 強く感じます。彩度の低いシックな装いの中の指し色として、女性らしさを演出 できます。

鴇色(ときいろ)
鴇色(ときいろ)
今では佐渡で大切にされているトキですが、江戸時代には日本各地で見られる鳥でした。 鴇色はトキが飛ぶ時に見せる風切羽の色です。 和服の色にもよく見られる穏やかで明るい鴇色は、スプリングタイプやサマータイプの人にお似合いです。
春から初夏にかけて、オフホワイトと組み合わせるとさわやかです。

フクシア
フクシア
19世紀に発見された赤紫の合成染料にフクシアの花の名前が付けられ、鮮やかな赤紫のピンクの色名になりました。
この強い色はウィンターの人に似合います。モノトーンの服装のアクセントにもなりますし、この色を主役にしても着こなせます。 良く見かける色ですが、ウィンター以外の人は十分な注意が必要です。

桜色(さくらいろ)
桜色(さくらいろ)
桜は種類も多く、白い花からずいぶん濃いピンクまで色々ありますが、桜色は山桜の淡い色を表した、平安時代からの色名です。
薄い紫みをおびたピンクはブルーベースの人の中でも、色素の薄いサマータイプの人にピッタリです。肌に透明感が生まれます。
イエローベースの人には少しさみしく見えるかもしれません。

ピーチ
ピーチ
桃色が桃の花の色を指すのに対し、ピーチは桃の果肉の色を指すヨーロッパの色名です。日本では白桃がほとんどですが、ヨーロッパでは黄桃も多く見られます。こんな風にオレンジがかった色はイエローベースの人に似合います。柔らかい色ですから、パジャマにしたら良い夢が見られるかも。
ブルーベースの人はお顔が黄ばんで見える事があります。ご注意ください。

桃色(ももいろ)
桃色(ももいろ)
日本書紀にも登場する、桃の花をイメージする色名です。桃は中国原産で、中国にも桃紅(タオホン)という色名があります。
春の暖かさを感じる桃色はスプリングタイプの人にお似合いです。ベージュやグレーとも好相性。若々しさが引き立ちます。
鮮やかさが苦手なオータムタイプの人はひかえめにどうぞ。

ピンクは口紅選びにも応用して下さい。イエローベースの人は黄みを感じるピンクを。ブルーベースの人は黄みに寄りすぎるピンクはさけましょう。

 

【タイプ別】あなたに似合う口紅の選び方のポイント
スプリングタイプ:明るく鮮やかな黄みのあるピンクが似合います。

         艶やかなメイクを心がけて。
オータムタイプ :色みを感じないベージュが似合います。マットな質感もお似合いです。
サマータイプ  :ちょっとくすんだ明るいピンクが似合います。パール感も素敵です。
ウィンタータイプ:鮮やかな強いピンクや赤が似合います。グロスを上手に使いましょう。