Lesson 10:6月のブーケ

今年もまたJune Brideの季節がやって参りました。6月の花嫁は幸せになれるというヨーロッパの伝説。日本の月は梅雨時でちょっとうっとおしいのですが・・・。この時季に最高の季節を迎えるヨーロッパならではの言い伝えですね。

そして"Something Four"のイギリスのことわざ。

Something old, something new, something borrowed and something blue.

その中の"Something blue"。何か青い物を身に着けてもっと幸せに~。と言うわけで、今回はブルーのプリザーブドローズでプチウエディングブーケを創ってみたいと思います。

 

花材はプリザーブドフラワーのバラ、カスミ草、ブルースターです。

まず、バラをクロスメソッド、カスミ草をツイスティングメソッドでそれぞれワイヤリングし、白のフローラルテープを巻きます。バラはガクを取り除き、根元をグルーガンで補強&開花させます。


 

中心となるバラのワイヤーを120度湾曲させます。この湾曲部がM.F.P.であり、これから組んでいくすべてのワイヤーが集中する部分となります。

(プチブーケということで、バラのてっぺんからワイヤーの湾曲部分までは6cm。)

 

次に、メインのバラの横に少し小さめのバラを低めに添えます。

 

カスミ草も添え、M.F.Pに合わせます。

(横からの図)

 

他の花材も同様に、ワイヤーがM.F.P.から放射状になるようドーム型に組んでいきます。

 

途中、M.F.P.をフローラルテープで固定するとバラバラにならず組みやすいでしょう。

 

全体が丸く、ドーム型になるよう花材を足して組み上げます。


 

横からも形をチェック。

 

足りない部分には花材を足していきます。

 

放射状に伸びた花材が左右均等の長さであることを確認し、M.F.P.をワイヤーで結わえます。(矢印部分)

 

見苦しいワイヤー処理は、ワイヤリングしたアジサイで隠しフローラルテープで固定します。

 

さらに、リボンを作ってブーケの裏にフローラルテープで固定します。

 

次にハンドルの処理方法です。



ハンドルに両面テープを貼り、リボンをブーケの表側に10cm程残して貼り付け、手前で三角に折ってクルクルと巻き上げます。

 

巻き上げたリボンの先端は、先ほど残しておいた表側のリボンと結び合わせ、さらにもう一度ブーケの裏側で結びます。

 

最後にアクセントとなるブルースターを3輪、グルーで付けて完成です。

この可愛らしいブルースターはウェディングでよく使われる“Something Blue”のお花です。

 

さて、ちょっぴり小ぶりのプチブーケが完成しました。


もっと大きくする場合は、M.F.P.からのワイヤーの長さを増し、さらに花材も増やして本格ブーケを創り上げます。

 

Something Blue がまるごとブーケになった超幸せなJune Bride・・・。

これで幸せになること間違いなし♪というわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

2012.6.13