オトナの女の血圧計！

職場の新人スタッフと夕食を食べていると、「私、血圧が高めなので塩分を控えているんです」と言う。お味噌汁などの汁ものは、1日1杯以上飲んではいけないのだとか。私の父は若い頃から高血圧で、美味しくなさそうな減塩醤油を使った料理を食べていた。それを思い出すたびに「高血圧にはなりたくないなあ・・・」と食べることが無上の楽しみの私は思うのだが、残念なことに、女性の高血圧は案外多いようだ。

それはホルモンバランスの崩れとともにやってくる。私も40代になってからコレステロール値が急に上がり、食事と運動と短期間の漢方薬の服用で元に戻した経験がある。高血圧も高コレステロールと同様で、わずかな数値の上昇のうちに手を打てば、食事と運動などによって改善することができるのだが、多くの女性は若い頃は低血圧なので「自分は低血圧だ」と思い込んでいる。ところが、4、50代になると血圧が急に上昇し、高血圧と診断されることが少なくないそうだ。また、この時期には更年期症状としてあらわれる不定愁訴もかさなって血圧の変動が激しい。だからこそ、日々の測定で自分の血圧の動きを知っておくことが重要だ。それには自宅に血圧計を常備して継続的に血圧をチェックし、データを記録しておくことが大切なのだそうだ。