スキのないオンナを目指せ!

 

「ほーらね、やっぱりそうでしょうが!」私は心の中でつぶやいた。


地域で開かれた健康講座でのこと、「歯間ブラシは、自分の歯茎の状態に合ったモノをきちんと選んで必要なときに使いましょう。歯茎はとてもデリケートなので使い過ぎると、歯茎が下がって歯間がどんどん広がってしまいます!」と歯科衛生士さんが説明をしたのだ。かかり付けの歯科医からも「歯磨きの際には、必ずデンタルフロスを使って歯茎をすっきりさせましょう! 歯間ブラシは使ってみてもいいですけど、どうしますか?」と以前聞かれたのだが、「怖いからいいです」と言って辞退した。私はまさに、歯科衛生士さんが言うように、歯間ブラシを使うと、歯の隙間を広げてしまいそうで、使う気がしなかったのだ。だから、毎晩せっせとデンタルフロスだけで歯茎のケアをしていたのだが、最近になって困ったことが起こりだした。デンタルフロスがうまく入らない奥歯があり、歯ブラシで丁寧に磨いていたのだが、そこの歯茎が時々腫れるのだ。やはり歯ブラシだけでは、歯の付け根の隙間の汚れは取りきれないようだ。

 

虫歯はいやだが、歯周病はもっと怖い、もはやデンタルフロスでは用が足りず、ついに歯間ブラシを使うしかないということか?と悩んでいるときに、かかりつけの歯科医院から健診のはがきが届き、私は早速その歯科医院へ相談に行った。歯科医は私の歯の状態なら、デンタルフロスで十分に汚れは落ちる、歯間ブラシは歯茎の形を変えてしまうので使わない方が良いと言い、デンタルフロスだけですべての歯間の汚れをきれいに落としてくれた。歯科医の小気味いいフロス使いと、施術後の歯間の爽快感に感動した私は、歯科医のように自在にデンタルフロスを使ってみたいと思った。今までは糸楊枝タイプのフロスを使うのがせいぜいで、指に巻きつけるフロスは、難しくて何度も挫折していたのだ。

 

デンタルフロス

私は歯科医院のカウンターに置かれた三種類のデンタルフロスの中から、「初心者に最適」と書かれたREACHのフロスを選んだ。このデンタルフロスは絹を含む天然繊維で作られている。合成繊維のものは水分を含むと、膨張して太くなるがREACHのフロスはそのようなこともないそうだ。使ってみると、太めのフロスが指にしっかりとからまって安定感があり、唾液を含んでもブワッと膨張しないので、使い終わりまで使用感と強度が持続する。切れにくいので経済的でもある。

 

私は毎晩、このREACHのデンタルフロスを指に巻きつけ、鏡の前で大口を開けて奥歯と格闘している。人様には見せられない姿だが、歯周病と虫歯のない、健康な歯でいられるために頑張っています!

 

 

2011.6.24