ヨーグルトは手作りの時代!カスピ海ヨーグルトで、免疫力アップ

5月はヨーグルトが年間で1番美味しくあじわえる月と思っていたら、5月15日はヨーグルトの日だそうだ。

1900年代初め、「ヨーグルトは健康のため毎日の食卓に欠かせないもの」と世界中の人々に紹介した生物学者イリア・イリノイッチ・メチニコフの誕生日を記念して明治乳業が制定したもので、彼は免疫に関する研究でノーベル生理・医学賞を受賞している。

免疫力アップで若さを保ちたい私は、カスピ海ヨーグルトを毎日作って食べている。

ところが先日、久しぶりに熱を出した。

身体の節々が痛く、多少の熱っぽさでは体温計など使わない私も、ただならぬ事態を察し検温をした。 結果38.4℃は、25年ぶりの発熱だった。

一旦解熱したものの、二日後にまた高熱を出し、救急外来に行った。

そして次の週末、今度は24年ぶりの激しい胃痛に襲われ、またもや救急外来のお世話になってしまった。

この続けざまの体調不良の際に、おおいに役立ったのがヨーグルトだ。

高熱を出し、両側に湿布を貼らずにはいられないほどのどを痛めていても、ヨーグルトならスルスルとのどを通った。 そして、激しい胃痛でお粥さえも受け付けないときでさえ、ヨーグルトだけは胃にやさしく、痛みを伴わずに入ってくれた。

昔から、お酒を飲む前にチーズを食べて、胃壁に幕を張っておくと、胃を傷めず、悪酔いしないというが、チーズと同じ発酵乳製品であるヨーグルトにも胃壁を保護する作用があるのだと思う。

実際に、朝の一番痛むときでさえ、ヨーグルトとともに食べればお粥はおろか、オリーブオイルを塗ったトーストもバナナも痛みを伴わずに、すんなりと胃袋におさまってくれた。ヨーグルトのおかげで食事が摂れ、体力の落ち込みが少なく、回復が速かったため、仕事を一日も休まずにすんだのだ。

自分で作るカスピ海ヨーグルトは、無調整の牛乳さえあればできる。

私は夕食を用意するとき、大きめのマグカップに注いだ牛乳にヨーグルトを一匙入れてよく混ぜ、使用直後の電子レンジ庫内などの生温かい場所に置いておく。一晩置くとヨーグルトができあがっているので、冷蔵庫で冷やして夕食後のデザートに半分食べ、残りは次の日の朝食で食べる。

その日に作ったヨーグルトは、まろやかなあじわいで、なにも入れなくても充分に美味しいが、入れるとしたらブルーベリーなどのフレッシュフルーツだけ。あとはせっかくのフレッシュな美味しさを損なうので入れずに食べる。

そして、特筆すべきはやはり大腸への働きかけだろう。 朝も夜も、ヨーグルトを食べて30分後には必ず排便がある。

朝は1日を軽快に過ごすために、夜は健やかな眠りのために。私の暮らしに、ヨーグルトはもう欠かせない。今日も明日も明後日も、私はカスピ海ヨーグルトを作り、食べ続けます!

 

 

2014.5.19