レンジでどうぞ!省エネパスタ

暑い日が続くと、のどごしのよいものが食べたくなる。しかしお年寄りじゃああるまいし、素麺や冷やしうどんばかり食べていたのでは干からびてしまいそうだ。50代女性としては、この暑い季節ほど健康と美容に気を使わなければならない。

レンジでパスタ

そんなときに作りたいのが冷たいパスタ。「フレッシュトマトの冷製パスタ」などは簡単でおいしく美容にもよいし、女友達を招いてのランチメニューに最適だ。

 

しかし、スパゲティーをゆでるのはクーラーを入れていても暑い。一昔前はうどんも乾麺だったのでゆで時間が長くかかったが、今は冷凍のおいしいものがあるので速い。 しかし、スパゲティーはそうはいかない。細い麺でもゆで時間はけっこうかかってしまう。

 

そこで使いたいのが、「レンジでパスタ」という電子レンジでスパゲティーをゆでるための容器だ。「エビスという歯ブラシメーカーが作っていて、歯ブラシ作りの微妙なノウハウがいかされた優れモノらしい」と知人に聞いて購入した。

 

目盛りまでの水と塩を少々入れて麺を入れ、麺の袋に書かれたゆであがり時間より1人分は5分、2人分なら8分多くレンジにかけ、ゆであがったら水きりのついた付属のふたをしてお湯をきれば出来上がり。

 

興味津々でレンジの中の様子を見ていたら、沸騰したお湯の中で麺がグァーッとものすごい速さで渦巻いていた。 どうやらこのグァーッと麺がトルネード状に回転するのがおいしさの秘訣のようだ。よほどのこだわりのある人でなければ、味はそこそこいけると思う。

 

後片付けがアッという間にできてしまうのが、なんといっても嬉しい。鍋もザルも洗わなくてよいし、ガスレンジの掃除もない。簡単な構造の容器を洗って電子レンジの中を拭くだけだ。ガスレンジの五徳をはずしてふきこぼれたゆで汁の始末をしている時間を、エスプレッソをゆっくりと愉しむ時間にかえるのも50代女性の知恵ではないだろうか。

 

この夏は、手間も水も熱量も少し省いて、賢く快適にお料理しましょう!

 

 

2009.8.19