寝床はボアの三重奏!

寒い日が続いている。ものすごく寒かった日が休日だったという友人は、家に一人しか居ないのにエアコンをつけるのも気がひけて、一日中布団にくるまって過ごしたという。

そこまでやらなくてもとは思うけれど、この冬の、そして今後の電力不足を思うと、おちおちしてはいられない気分だ。私も小さな電気マットを去年の暮れに買い、エアコンやホットカーペットはなるべく使わずにカーボンヒーターや電気マットを使って、家の中では部分的に小さく小さく暖をとっている。

 

じつは私は電気屋さんが大好きで、暮れに買い物に行ったときに、買う目的以外の商品をいろいろと見て回った。なんといっても今一番関心があるのは「節電」である。LED電球を買った際の売り場の人の説明で、改めて製品による消費電力の差の大きさに驚いた私は暖房機売り場に行き、さらに自分の節電対策の甘さに気づいて消費電力のむちゃくちゃ少ない、椅子の上に置いて使う小さな電気マットを買った。その電気マットの表面は毛足の長めのボアの布でできていた。売り場で一番手触りのいいものを選んだまでのことだが、これが大正解だった。その小さな電気マットに電源を入れれば、勿論お尻の下が夢のように暖かくなるのだが、電源を入れなくてもホワホワとなんとなく暖かいのだ。私はボア素材のやさしい暖かさが、おおいに気に入ってしまった。

 

ある日近所のドンキホーテの店先で、毛足の長めのボア素材のカバーのついた低反発クッションを見かけた。ボアも低反発も大好きなのだが、残念なことに低反発クッションを買ったばかりだったので、その日は買わずに帰った。しかし、どうしても気になって後日買い求めた。低反発クッションの安定感のある機能性に、ボア素材のやさしい暖かさの加わったそのクッションの座り心地は最高だった。おまけに値段が698円なのだから申し分ない。

電気マット

ボアの電気マットと低反発クッションがえらく気に入った私は、寝るときも足下に両方のボアものを重ねて置いて、足下を暖めている。寝る直前だけ電気マットの電源を入れて、布団に入るときにはコンセントを抜くのだが、眠りに落ちるまでのほんの数秒間でも、足下が暖かいとホッとするものだ。しかし、ある朝寒さで目がさめた。パジャマの下に腹巻きとモコモコのソックスは履いているのに、モモからスネにかけてが寒いのだ。

 

毎朝のように最低気温を更新しているこの冬の寒さに、暖房なしの寝室で、手持ちの木綿のパジャマズボンでは太刀打ち出来ないということなのだ。ならばやっぱりボア素材でしょう!とボア素材のパジャマズボンを買い揃え、わが寝床はボア三重奏でヌクヌクです!

 

 

2012.2.17