歯のメンテナンスは道具から!

休日の朝、鏡を見ながら歯を磨いていたら、一本の歯の側面に針の穴ほどの小さなチップを見つけた。五十代になるとカルシウムの減少のせいか、歯の抵抗力も弱ってくるようなので早めに手を打たなければいけない。

 

私は朝食後と夕食後は勿論、昼食後もできる限り歯磨きをしているのだが、半年ほど前に奥歯がしみて歯科医院へ行った。原因は、歯茎と歯の間にできた歯周ポケットに小さな歯垢が入り込んだことだった。「歯はいいし、よく磨けていますが、残念ながら歯茎のケアができていません。歯周病になりかけていますよ」とデンタルフロスを使うように薦められた。

デンタルフロス

デンタルフロスといえば映画「プリティーウーマン」で娼婦役のジュリアロバーツが苺を食べた後に大急ぎでデンタルフロスを使う姿が可愛かった。ジュリアロバーツが握りしめていた普通のタイプのデンタルフロスを以前購入して使ってみたが、扱いがめんどうで三日坊主に終わったので、今度は扱いが簡単な、いわゆる糸楊枝のタイプを買った。

 

しかし、いざ使ってみると、よほど私は不器用なのだろうか、一番奥の歯間に上手くフロスが入らずに毎回のように切れてしまうのだ。数日間奮闘した後、歯科医院の受付の所に使いやすそうなデンタルフロスが置かれていた事を思い出して買いに行き、「ウルトラフロス」というデンタルフロスと、ついでにヘッドの小さな歯ブラシを購入してみた。

 

ウルトラフロス

「ウルトラフロス」(ライオン株式会社)は10本入りで520円と普通の糸楊枝よりも高価だが、Y字型のホルダーが扱いやすく、前歯から一番奥の臼歯まで確実にコントロールできる。このウルトラフロスは私の奥歯のきつい歯間部にもスムーズに入り込み、フロスの耐久性も高いので切れることもない。洗って繰り返し使えるので結果的には安くつくのではないかと思う。ヘッドの小さな歯ブラシ(ciメディカル)もすべての歯の隅々までよく磨ける。

 

これらの道具たちのおかげで、今回の歯科診療は小さなチップの処置をしただけで、「よく磨けています。歯茎も健康ですね」とアッという間に終わって胸を撫で下ろした。便利な道具たちを使いこなして、素早く確実に歯と歯茎のケアをいたしましょう!

 

2011.1.6