気軽にできるラジオ体操で、美ボディを。50肩にも治る。

ラジオ体操を始めたのは、去年の5月だっただろうか?

気候も良くなったので、暮らしを夜型から朝型へとシフトしていた頃だ。

6時20分に起きて、すぐにNHKラジオをつけ、急いでトイレに行き、居間のカーテンを開け、6時30分「あた~らしいあ~さがきた!」のラジオ体操の歌が始まったら、コーヒーのお湯を沸かしながら、全身が映る鏡の前に立つ。

ひとつひとつの動きを音楽に合わせ、ツボを得た解説を聴きながら、丁寧にカラダを動かしていくと、動かしたところからカラダが目覚めていく。昨年は「おとなのラジオ体操」という本があちこちで紹介され、ラジオ体操の歴史や効能が紹介された。「ラジオ体操第1」は、深呼吸を基本にした体操なのだと改めて知って、「なるほど、コレは健康にいい!」と確信した。

しかし、夏が過ぎ、秋が深まるにつれ、たった10分の早起きが辛くなってきた。

6時30分に起きたのでは、バタバタしているうちにラジオ体操の放送は終わってしまうし、ラジオ体操を終えてから朝の動きを始めたのでは、朝食をとる時間さえ、ままならない。結局、朝のラジオ体操はできなくなってしまった。

 

しかし、どうにかしてラジオ体操を続けたいと思った私は、深夜、お風呂上がりにやってみる事にした。これが、案外よかった。お風呂あがりで、カラダの関節やスジがゆるんでいるので、カラダの隅々までしっかりと動かすことができ、カラダによけいな強ばりや痛みがないため「今、痛いところ」がピンポイントでわかるのだ。それがわかれば、今痛いスジや筋肉をほぐすように心がけて、丁寧にカラダを動かせばいい。

 

CDをかけている訳ではなく、音楽も解説も私の頭の中にあるのだから、ゆっくりやろうが、何度やろうが構わないワケで、痛みのあるスジや筋肉を集中してほぐすことができるのだ。勿論動きは「ラジオ体操」なのだから、至って簡単だ。小学生のときに身につけたことが、40年も経ってこれほど役に立つとは・・・。

私の入浴時間といえば、深夜だ。

鏡の前に立った私は、ときには眠気を抑えきれずに、目を閉じ、ウトウトしながらラジオ体操をすることもある。そんなときでも、頭の中では音楽が鳴り、カラダは次々と動いていく。

私にラジオ体操を教え込んでくれた、小学校の体操の先生ありがとう!

大人になってから、幾度も体操をする機会を提供してくれたNHKさん、ありがとう!

さあ、今夜もラジオ体操で、今日の痛みは今日のうちに取って「新しい朝」に備えましょう!

 

 

2014.2.3