無駄はいらない

袖ブラシ

無駄がない!このブラシを見た時、そう思った。「ダイヤ えり・そでブラシ(洗濯機に入れる前に)」という洗濯用ブラシ。 素っ気ないほど無駄のないフォルムで、色は真っ白。 大手スーパーの繁雑な洗濯用品売り場の中で、その素っ気なさが、私には逆に新鮮で目立って見えた。

 

最近この手の物が、どんどん可愛くなっていて、首をかしげてしまう。なぜ、スニーカーを洗うためのブラシに顔が付いているのか?それはそれで、家事の 楽しさをディテールに求める人たちが「可愛い!」とか言って買えばいいが、私は買わない。

で、こちらのブラシを買った。まず、握りやすい。丸みのある、ほどよい太さの柄がゆるやかにカーヴしていて、 洗剤の付いたビニール手袋でもしっかり握れる。ブラシ部分は、普通の太さの毛の間に細くて少し長い毛が植毛してあり、 無理なく繊維の奥まで毛先が届くので、生地のいたみをおさえながら汚れをかき出せる。ヘッド部分が弾力のある構造になっていることと柄の形状の良さで、無駄な力を入れずに 襟や袖口を洗うことができる。
襟口ブラシ

50代になったのだから、無駄な力は入れずに、洗濯も人生も楽しみましょう!

 

子供たちの制服のカッターシャツやドロドロのユニフォームをゴシゴシ洗いしていた時は過ぎ、 今は自分用のお気に入りもふくめ、大人の衣類だけを洗うのだから。

 

手早く、しかし、肝心なところだけは丁寧に洗う。 そんな時に、このブラシを使ってほしい。

 

 

2009.4.15