40年前の白大島紬が、素敵なJKコートに生まれ変わった!

2013年も数日で終わります。この1年は荷物の移動で終わったような年でした。

11月にオーダーを頂きました、JKコートをご紹介致します。お客様のお母様がお選びになった、本場白大島紬のお着物は残念なことに40年近く一度も袖を通されていませんでした。ご本人は柄が好きではなかった、とのこと。私は、とてもモダンな柄だと思いました。少し日焼けの線もございましたが、通勤にお使いいただける羽織モノを、のご要望です。シャネルタイプのロングJKの型を少しだけゆとりのあるラインにアレンジしました。着物の衿の部分(解き分)で、付属のマフラーをお作りになりました。

マフラーの裏布はポイントにヴィンテージの花柄を使いました。同じグレイ地のカラーで選び、印象的ではありますが~、違和感無く出来あがったと思います。JKコートの裏布には季節が春夏のお洋服ですので、うす水色の夏用の裏地を使用致しました。ボタンも同化せず、目立ち過ぎず、でも「ボタンが素敵!」と言われる様にと決定したものです。如何でしょう?お袖は長めを希望されましたので、初夏には7分丈まで短く出来るようにと、袖口にスリットを入れました。たいへんお似合いでした。ご本人がお召しのお写真をまた撮り忘れてしまいました、残念!

軽やかで光沢感も最高の本場大島白紬は、40年の眠りから覚めて、和モダンなファッションに蘇りました!和ダンスの中から、もう一度、生まれ変わらせて頂き大変光栄です。ありがとうございました。読者のみなさまも、良いお年ををお迎えくださいませ。来年も、ギャラリーポマルをどうぞよろしく。


 

 

2013.12.26