初秋にピッタリな黒のワンピース

朝夕は秋らしくなりました。季節の変わり目は衣替えで忙しくなりますが、秋はファッションが1番楽しい季節です。今回は、黒のワンピースシリーズのご紹介です。黒は一年中の定番ですが、今回は初秋のご提案です。

1番目のワンピースは、中央部分は絞り、前後の脇は黒無地模様の羽織から作りました。衿は前後で丸とV字にしました。どちら側を前に着ても着心地は変わりません。サイズは号〜13号+の方まで対応致します。残布で作ったマフラーをセットしますと、ボリューム感が出ます。マフラーの裏の和布とバックを共布にしました。素敵なコーディネイトでしょう。と自画自賛しています。

 

絞りの羽織や、無地の羽織でシミの部分がありましても、このワンピースの様にコラボすれば素敵な物が出来上がります。長年のシミやカビは取れませんが、昔の着物は貴重です。諦めずに使いましょう。新たなファッションに蘇ります。

 

 

番目は黒の絵羽織からです。皆さまのお宅にもお母様の絵羽織が箪笥の中に眠っていませんか? 昭和40年代までは、母親のフォーマルの定番でした。入卒の式が懐かしい昭和の情景です。絵柄の分量で配置を考えるのが楽しいワンピースです。流行の太いベルトがアクセントになります。タプタプサイズなので、かっちりしたタイプのベルトがウエストを細く見せてくれますよ。

着物のシルクなので、軽くて蒸れないし、締め付けないワンピースなので、私の日常着になりました。疲れず気持ち良いのです。このシャツカラーバージョンを購入されたお客様から「今年の夏はこればかり着ていました」と言われ、嬉しくなりました。

 

お手入れは「シルク専用の洗剤で、サーと手洗いしてそのまま干すだけ〜」と私の方が教わることでした。まだまだ、実験段階ですが、お客様のお蔭で新作の意欲が湧いてきます。

 

次回は本格的なジャケット、ラインはインポートに近い雰囲気です。素敵ですよ!

 

 

2011.9.24