フランソワ・オランド大統領の美しいガールフレンズ!

問題の「クローザー」誌
問題の「クローザー」誌

知る人ぞ、知っていた「秘密の恋」のスクープは1月10日の芸能雑誌「クローザー」の表紙写真で明らかにされた。フランソワ・オランド大統領(60歳)は逃げを打つ事が出来ないことになった。

前回2007年大統領社会党選出候補セゴレーヌ・ロワイアル女史とオランドは名門ENA(国立行政学院)の同級生で二人の間には、結婚という書類を作らないまま4人の子供がいた。出たり入ったりのはっきりしないカップルの関係に終止符を打とうと言い出したのは,我慢の出来なかったセゴレーヌの方だった。

今回の大統領選で「彼」方が勝利すると、パリマッチ誌のジャーナリストだったヴァレリー・トリルヴァイレール(48歳)をパートナーとしてエリーゼ宮に伴った。彼女は、以前の関係を終らせたその競争相手だった。彼女にも前夫との間に子供がいて、オランドと結婚はしていない。

大統領ご夫妻資格で日本へも同行した様に、本妻というものが居ないのではあるが、ヴァレリーが国費で外国へ公式訪問する権利や義務があるのか?

美人だが、妻ではなく、大統領夫人でもないという位置づけの不確かさから、”良いとこ取り”で目立ちたがり屋の印象をメディアに与えていて、好感を持たれていなかった。「ジャーナリストを続けるつもり」と言ったり、「ファースト・レディー」の役目を模索している」と言って、自身のtwitterに書き込みをするから、アメリカ人が揶揄する様に「ファースト・ガールフレンド」は、「もうちょっと、引っ込んで黙っていてくれ」という空気があった。

ジュリーとオランド
ジュリーとオランド

そんな時に、大統領がカスク(ヘルメット)をつけ、スクーターでエリーゼ宮を出て、近くにある建物に入って行くところを写真に撮られてしまった。ここに、女優ジュリー・ガイエ(41歳)が借りているアパルトマントがある。隠密裏とはいえ、大統領ともなれば一人での外出は御法度、ガードマンがどこまでも付き従う。カスクをつけたまま、門扉を開けようとして、振り返った瞬間のバッチリ現場証拠が、フランス中はおろか、世界中に拡散されてしまった。

ヴァレリーはその日のうちにパリ市内の病院に入って、面会をシャットアウト。7日間病院暮らしの後は、ヴェルサイユ市にある大統領専用別邸に隠れた。フランス中のメディアが、「個人生活には立ち入りたくないが、しかし...」と毎日大統領のガール・フレンズについて取り上げ、挙げ句の果てには歴代大統領の愛人関係にまで話が及んだ。

大統領は1月23日(木曜日)AFP通信社へ「ヴァレリーとの関係を終らせる」と短いコメントを出した。やはり、若い新顔の方に勝ち目があった。

この10日間、写真掲載の大統領のバイク用カスクDexterは、突然売れ行きが伸びて、北フランスにある製造元では注文に応じきれなくなっていたそうだ。

「ヴァレンタインにはDexterを贈りましょう。どちらか迷って、間違った選択をしないでね」

意味深長なキャッチフレーズが、バイク愛好者の間でささやかれているそうだ。

1月26日トルコ大統領と会談
1月26日トルコ大統領と会談

別離宣言から2日後の1月25日、ヴァレリーは3年前から取り組んでいた“子供の飢餓救済運動”の為インドへ行った。この「公式訪問」は、「私的訪問」に切り替えられて、5人予定のガードマンは1人だけになった。国費ではなく、”急に工面された有志の寄付”という切符で到着したボンベイの空港には、信じられない数の各国カメラマンが待ち構えていた。「インドへの訪問は1回目は個人として、2回目はファースト・レディーとして、今日の3回目の訪問身分は、記者さんたちがお好きな様に書いたらいいわ」と立ち直りの早いところを見せた。

二人は6年前から同じ屋根の下で暮らし、ヴァレリーはその内18ヶ月間だけ大統領夫人まがいの贅沢と権限を享受できた。オランド大統領の方も、1月27日のトルコ公式訪問の後には、オバマ大統領との会見が控えていて、立場を明確にする必要にせまられていた。迎える国としても、夫人同士での会見や訪問設定は中止する都合がある。

多くのカトリックの反対を受けながらも,政府は4ヶ月前「結婚の平等」即ち,同性愛者の結婚も認める法律を可決発足させたばかりで、その折にも”結婚しない大統領”が話題になった。

フランス風というのか、ラテン的というのか、愛人関係には寛大なこの国でも、エリーゼ宮に伴侶として暮らす女性にはずいぶんと国民の税金が使われるから、問題は小さくはない。ヴァレリーの為だけに働く事務官だけで5人もいた。何処に出掛けるにも公用車とガードマン付き、美容師、衣装、ETC...

ヴァレリー
ヴァレリー

一般に西洋人は40歳を過ぎると東洋人に比して、顔や首に小じわが目立つ様になる。おそらく,美貌に自信のあるヴァレリーは、セゴレーヌとちがい、まだBotoxの世話にはなっていないらしい。UP写真には、かなりのしわが写るが、天然植物性シャンプーやオイルでよく手入れされた自然なカールのきれいな髪型が彼女を引き立たせている。

ジュリーはまだ若く、過去となる他の成熟した2人に比べたら、新鮮で明るく、かわいいが、「彼」の過去を全て承知しながらの“おつきあい”だ。

大統領は、2012年5月15日、エリーゼ宮入りした。側近には既に政治好き女優ジュリーの姿がちらついていた。2013年の夏、ヴァレリーは自分の子供とギリシャでバカンスを過ごし,オランドは,選挙地元のコレーズ県でシラック元大統領を見舞った後、近辺の山登りをして、その時ジュリーは一緒に登っていたのだが、プレス報道は止められた。今回のスクープに対しジュリーは、「私はエリーゼ宮に行きたいとは思わない。女優として自分のキャリアを積む道を選ぶ」と言っているが、独身の大統領は彼女にどんな申し出をするのだろうか?

ジュリー
ジュリー

日本語でいわゆる“内縁関係”を仏語ではUnion Livre(ユニオン・リーブル=自由な関係)というのだから、傍がとやかく言うなかれという事かも知れない。カリフォルニア発の制約のない男女の自由さは老齢に成った時、果たして幸せなのだろうか?50、60歳代でも、”恋”は、気持ちの持ち方次第。生き生きした好奇心や願望があれば、良い事がやってくるかも知れない。“恋心”は女をみがいて、きれいになれますぞ!!

 

 

2014.2.4