プレ更年期には、命を養うプルーンを!

熱しやすくて冷めやすい性格というのは、まわりに余計なモノをどんどん増やしていきます。あんなに熱をあげていたモノも、自分の中でそのブームが過ぎれば見向きもせず放置しているので、どんどんモノが増えるのです。

 

そんなモノのひとつに「養命酒」があります。まだまだ若い頃に母親にむりやり飲まされていた記憶があるものですが、ふと、また飲んでみようという気になって少し前に購入したのです。たぶん、自分のカラダにいろいろと気になることがあったからでしょう。冷え性のほか、夏になると特に感じるはっきりしないカラダの不調。いわゆる不定愁訴ってやつですか? 単なる夏バテなのか、それともプレ更年期の症状なのか。いずれにせよ、この暑さからくるカラダの疲れや不眠で、女性ホルモンのバランスも崩れていることも確かでしょう。そんな不調には養命酒をしばらく飲み続けてみたらいいかもしれないと、購入したのです。しかし、やっぱりでてくる私のこの性格。案の定、すでに養命酒も放置しています。キッチンの片隅にその身を隠すように置かれている養命酒を目にする度に、「あ、飲まないと」と思いつつ、なかなか手を伸ばすことができないでいるのです。

 

ただ、そんな性格の私でも長く続いているものがあります。それは、朝食にヨーグルトを食べること。いつもドライプルーンやフレッシュなイチゴやブルーベリーなどをメープルシロップで煮込んだお手製のシロップ煮を添えて食べています。先日、プルーンのシロップ煮を作るためにメープルシロップを取ろうとしてたまたま目に入ったのが養命酒。「・・・養命酒で煮込んでみたらどうだろう?」。養命酒にもブドウ糖やカラメルが入って甘みもあるし、それに生薬で煮込むとなんか薬膳っぽいし! メープルシロップと養命酒の見た目が同じところから、イケるのではないかという安易な発想から、作ってみたのがコレです。

 

■プルーンの養命酒煮■□

<材料>
プルーン(ドライ)……適宜
養命酒……適宜
メープルシロップ……適宜

 

 

 

 

 

 

 

  1. 鍋にプルーンをいれ、養命酒をヒタヒタになるまで注いで火にかける。
  2. プルーンが柔らかくなり、水分がなくなってきたら、メープルシロップをまわしかける。

 

ちょっと冒険でもありましたが、これが意外や意外。けっこうイケるのです。ほのかに生薬の余韻が口の中に残る程度で、養命酒の主張はほとんどありません。それでもって、そのフルーツ本来の酸味が引き立ってきます。一度ブルーベリーでも試してみましたが、フレッシュフルーツよりもドライフルーツの方が養命酒で煮込むには向いているように思います。私はいつもヨーグルトと一緒に食べているので、メープルシロップをたっぷり入れて、甘めにしています。

 

いままでのプルーンのシロップ煮よりも、さらにカラダにいい予感のする養命酒煮。毎日摂ることで、この不定愁訴の緩和にもきっと効果があるでしょう。キッチンの片隅に放置されていた養命酒も、いまではその姿を変え、私の朝食で大活躍しています。

 

2010.9.13