プレ更年期には骨を摂ろう

何を隠そう、私は煮込み料理が大好き。特に豚の角煮やビーフシチューのようなお肉をトロトロに煮込んだものには目がないです。煮込み料理はよく作る方ですが、塊り肉をトロトロに煮込もうとすると、当然のことながら時間がかかる。それこそ休日の午後の数時間がつぶれてしまうので、大好物なものほど、そう頻繁には作れなかったんですよね。それで昨年、以前からほしいと思っていた圧力鍋をついに購入したわけです。

 

圧力鍋、さすがです。もっと早く買えばよかった。煮込み時間が約1/3ほどで済んでしまうので、気軽にトロトロの煮込み料理を作れるようになりました。今となっては、我が家のキッチンでとくに大活躍している鍋のひとつです。加熱時間が短いので、煮くずれることがないとか、少ない水量ですむから栄養素が流れ出にくいといった利点もあるみたいですよ。ガス代も節約できるし。それに、イワシやアジなどの小魚は短時間で骨までやわらかくなるので、まるごと食べることができます。

 

我われプレ更年期世代にとって、今後の大きな課題となる骨粗鬆症対策のためにも、日頃からカルシウムを補給することが大事ですよね。特にイワシには、カルシウムの他にカルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれているそうなので、まるごと食べちゃうのが効果的。骨のためには、骨を食べないと! ということで、今回は圧力鍋を使って、骨ごと食べられる自家製のオイルサーディーンを作ってみました。

 

□■自家製オイルサーディーン■□

<材料>(2人分)
イワシ……4尾
タマネギ……1/3個
ニンジン……1/3個
セロリの葉……1本分
ニンニク……1かけ
水……1カップ
ローリエ……1枚
オリーブオイル……大さじ3

 

==ドレッシング==
トマト……1/2個
ワインビネガー……大さじ1/2
オリーブオイル……大さじ1
塩……適宜

レモン……適宜

 

  1. イワシは頭と尾を切り落として、内蔵を取り出してよく洗い、塩をふって10分ほどおく。でてきた水気は拭き取る。
  2. タマネギとニンジンはスライスし、圧力鍋の底にセロリの葉と一緒に敷いて水をいれ、その上にイワシを並べる。ニンニクとローリエを入れ、フタをして、強火にかる。ピンがあがったら弱火にして、20分加圧したら火をとめて、自然放置する。
  3. ピンが下がったら、フタを開けてそのまま冷ます。完全に冷めたら、保存用の容器に移し、オリーブオイルをひたひたになるまで回しかけ、冷蔵庫で一晩置く。
  4. 食べる時にトマトを1cmの角切りにし、ドレッシングの材料とまぜ、皿に盛りつけたイワシにかけて、レモンを添えてできあがり。

今回はマイワシを使いましたが、しこイワシで作って保存しておけば、パンにのせたり、パスタやおつまみなど、ちょっとした一品を作るときに重宝すると思います。手軽にカルシウム補給ができますね。

 

私はこの日、翌日の夕食用にオイルサーディーンを作った後、当日のおかずに肉じゃがを作りました。通常の調理時間でメインを2日分作れちゃうんですよ。その翌日はもちろん、もうメインは出来ているので、ゆっくりとワインを飲みながら、夕食の支度をしたのでした。

 

 

2010.3.15