知ってました、女性ホルモンは骨からカルシウムが流れだすのを抑えてるらしい。

この数日、オフィスがなんだか平穏な空気に包まれています。というのも、隣りの課のお局様というか定年間近と思われる、ある大ベテラン女史の姿が見えないからです。 このお方、下手すれば上司ですら彼女には敬語を使うという、まわりの人、特に若い子たちからとても恐れられている存在。 入社1、2年目の子がたびたびトイレで泣いているのを見かけた時には、私は違う課でよかった~と思ったりもします。 でも、彼女のお説教は筋がピシッと通っているんですよ。近くでそれを聞いていて、私はある種のスッキリ感をおぼえることもあるくらいです。

 

さて、その彼女の姿が見えない理由ですが、聞くところによると先週末に自宅前のなんでもない段差で転んで足を骨折したそうです。 こういうことって、おばあちゃんあたりではよく聞く話ですけど、こんな身近でも起こるとは。 見た目にはバリバリ働いていて元気そうな彼女でも、カラダの内部では着々と骨粗鬆症が進んでいたようですね。 事実、50代の4人に1人は骨粗鬆症らしいですから。

 

骨粗鬆症は女性に多いといいますが、それは骨と女性ホルモンは深い関わりがあるから。女性ホルモンは骨からカルシウムが流れ出すのを抑える役目をしているんですね。 でも、更年期にはいって女性ホルモンが減ると、この抑制が効かなくなる。つまり、カルシウムがどんどん流れ出てしまって、結果、骨はスカスカに。

 

現在の寝たきりの原因の第一位は脳卒中、第二位は高血圧、そして第三位が骨粗鬆症による骨折らしいですよ。 病気ならまだしも、骨折で寝たきりっていうのは、ちょっともったいないことだと思いません?骨のケアも、おろそかにはできないですね。

 

そこで、我々プレ更年期世代はどうするべきか。骨粗鬆症は特に自覚症状もないし、気づいた時には骨がスカスカ~ってことにならないように、 カルシウムは普段から積極的に摂って骨貯金をすべし!でも、骨貯金は、20~30代のうちにしておかなくてはダメだともいうんですよね。 え~、もう手遅れなの??いや、だからといって、あきらめることはないと思う。できるだけのことはしておこうと、せっせと骨貯金をすることに。 なかでも乳製品はカルシウムの吸収がいいらしいけど、牛乳をガブガブ飲むのは正直たいへん。 そこで、牛乳より消化吸収のいいヨーグルトとチーズでかんたんドレッシングを作りました。ヘルシーで野菜もたっぷり食べられるので、私のお気に入りです。

 

□■温野菜のチーズドレッシング■□

<材料>(2人分)

A: プレーンヨーグルト 大さじ2

B: カッテージチーズ 40g

C: マヨネーズ 小さじ1

D: 亜麻仁油(オリーブオイルでも可)小さじ1

温野菜(ブロッコリー、アスパラ、ニンジン、ホウレン草などお好みのものを適量)

パプリカ(またはパセリでも)

 

 

作り方は上記のA~Dの材料をよーくまぜて、温野菜にかけて、色取りにパプリカをひと振りしてできあがり。 カルシウムはビタミンDといっしょに摂ると吸収率がいいらしいけど、ブロッコリーに含まれるビタミンKも骨粗鬆症の予防に効くそうです。 このドレッシングはアボカドやフルーツにかけてもおいしいですよ。

 

2009.11.24