更年期体質には青魚がイイ!

秋刀魚祭りで有名な都心の街に移り住んで、もうじき1年になる。去年のこのお祭りの1か月後位に引っ越してきたので、今年が秋刀魚祭り初体験である。

東京近郊にあった以前の家では、毎年北海道から秋刀魚が送られて来ると庭にバーベキューセットを出し、まず最初は必ず炭火焼きにして新米と味わっていた。 三重県に住んでいた時は、友人のカメラマンのバンガロー風のスタジオでこの時期に必ずお歳暮用の黒毛和牛肉の撮影をして、 撮影終了後にそこのサンデッキで秋刀魚を炭火焼きにして食べるのが恒例になっていた。我が家は牛肉やスペアリブを提供し、 友人は早朝の市場で秋刀魚とイカを箱買いして来る。秋の野山を眺めながらいただく秋刀魚の炭火焼きの美味しさは格別で、今でも忘れられない。

 

私は子供のころから青魚が大好きなのだが、更年期を迎えた50歳のころに突然高脂血症になってからは、「大好き」の中身が大幅に変わった。 食べてはいけないものが多い中、「からだに良い=安心して食べられる」と思うと「美味しさ」も倍増するのだ。

 

脂ののった旬の秋刀魚、鰯、鯵、鯖に豊富に含まれている高度不飽和脂肪酸は、血中の悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし、血栓もできにくくする。 また、秋刀魚などの赤身肉の魚に多く含まれるタウリンは血中コレステロールを低下させ、動脈硬化予防、コレステロール系の胆石の溶解、血圧正常化、視力の衰えを防ぐはたらきがあることも確かめられている。


また、秋刀魚のたんぱく質は食肉同様に一級品だが、赤身の血合い肉には鉄分やタウリンも多く、ビタミン類も豊富だ。 更年期を迎えると骨のカルシウムの量も減ってしまうのだが、秋刀魚のカルシウムは食肉類より何倍も多く含まれ(牛肉の7~25倍、豚肉の10~19倍、鶏肉の3~25倍)、骨まで食べればさらに多くなる。

 

と、秋刀魚は滅茶苦茶からだに良い食品なのだ。さて秋刀魚祭りの当日、長蛇の列の秋刀魚の炭火焼きは諦めて、秋刀魚のすり身汁を1杯100円でいただいてきたが、これがまた絶品でビックリ!やっぱり秋刀魚はエライ!

 

 

2009.10.5