更年期腹冷え対策!

50代になって、自分で更年期障害ではないかと思われる症状にはあまり出会っていない。というのは、更年期というものになってはじめて気づいたのだが、私はかなりひどい貧血だったようだ。医者や看護師さんに「こんな数値でよく立っていられるわね」などと言われ続けながら、鉄剤も飲んだり飲まなかったりで、整体や水泳でごまかして、たいして気にもとめていなかった。

 

それが、毎月来ていたものが来なくなって更年期を迎えたら、貧血が治って血流が改善されたようだ。「あら、まあ、なんて楽なのかしら?」と、それまでモヤモヤしていた頭も、鉛のように重かったカラダもスッキリと軽やかになってうれしいかぎりなのだ。思い出してみれば、わが母親も50代になってから突然元気になって、まわりをアッといわせていた記憶があるので、これは遺伝なのだろう。しかし、最近になって「アレレレ・・?」と思うことが出てきた。

 

肩や首の「こり」がなくなって、寝付きも寝起きも以前よりも格段によくなったのだが、就寝中、寝返りを打つ時に左脚の付け根のあたりに痛みを感じることがあり、「脳梗塞で左半身麻痺ってこと?」と不安に思って友人たちに聞いてみた。「そんなの、もう何年も前からよ。朝なんてキッチンまで壁づたいに歩くのよ」と軽くいわれてビックリ!これも更年期症状だったのか。

 

「体の冷えをとって病気を治す!」という本を読んでいたら、「ぬるめのお湯にゆっくりと長時間入浴し、体が温まっているうちにお腹にクッキングペーパーを巻き、パジャマを重ね着して眠る」とあった。「要は、腹(内臓)の冷えをとればいいのよね」と私流に解釈し、クッキングペーパーを巻くのは面倒なので、渋谷で見かけた腹巻を購入し、パジャマの下に重ね着しているTシャツの上に腹巻をして寝てみた。結果は「すばらしい!」の一言。朝までぐっすり快眠できたのだ。それまで起きるほどではないが、寝返りを打ちながら「イテテテ・・・」と思うことが就寝中に何度かあったのが一切なくなった。

 

もう、その日から私は腹巻を手放せなくなった。眠るときだけではもったいない、とバッグの中にいつも忍ばせておき、「寒っ!」と感じたらトイレに行ってすぐに腹巻を身につける。腹巻は、腰が冷えたときは腰に、背中が冷えたときはチューブトップのように胸までズリあげて背中を、というように変幻自在に装着でき、身につけたとたんにカラダの芯からポカポカと温まるのがうれしいかぎりなのだ。ヒートテックのユニクロさんの腹巻も若い世代に人気があるようで、更年期世代もオチオチしていられませんヨ!

 

 

2010.2.15