骨粗しょう症予防には、骨を鍛える!

前回の「見逃すな!新骨粗しょう症は怖い」で、骨は年齢とともにもろくなるので、定期的に骨密度を測り、骨粗しょう症を予防しましょう!そして、たとえ骨粗しょう症でなくても、骨の弾力性を保つコラーゲンの劣化を防いで、骨質アップに励みましょう!とおすすめした。今回は、その実践編です。

日々の暮らしの中で、意識的に歩いたり小走りをしているせいか、私は踵で測る骨密度はAランクをもらっている。骨は負荷をかけるとカルシウムが沈着しやすくなって強くなるので、負荷をかければかけるほど強くなるのだ。健康診断の結果、いつも「やせすぎ」の評価が出る私は、どう見ても「やせすぎ」といわれるほどやせてはいなのに、何がいけないのか?がさっばり分からなかったのだが、やせている人は骨にかかる体重が少ないため、負荷が足りずに骨粗しょう症になりやすいということなのだ。だったら、やせている利点を活かし、こまめに身体を動かして、毎日骨に負荷をかけ続ければいいと思った。

女性の体操

じつは私は、脚力に比べ腕力がないため、どうも腕を使うことには消極的なのだ。それに加え、日常生活の中で手首に負荷をかける動きがあまりないことにも気づいた。そこで、私は朝の起きがけに、腕立て伏せを5回することにした。やってみれば、けっこうスイスイとでき、腕力がついてきた自分を発見できることもあってきもちがいい。

腕立て伏せが苦手な人は、腕を伸ばして壁に手をつけ、半歩下がって、手首に体重を1分間かける「壁押し」を13回行うといい。これはちょっと退屈な動きなので、私はトイレに座っている時に、両手を広げて左右の壁を「ギューッ」と押している。「骨に贅肉程度の負荷がかかればいい」と考えれば気楽なものだ。

骨折するとダメージの大きい大腿骨を鍛えるには、手を腰にあて片足を軽く上げて1分。反対の足も同様に。この「片足立ち」を両足1セットで13回行う。1分行うだけで53分強を歩いたのと同じだけの負荷を大腿骨にかけることができ、さらにバランス感覚が養われて転倒防止の効果もあるというスゴワザなのだ。骨を強くする体操を日課にすれば、何歳になっても骨密度を上げることができるそうだ。毎日、ほんの少しずつ行うエクササイズで、折れない骨を目指しましょう!

 

 

2013.11.11