「始めました! 夢の女性ホルモン療法」 

さ~、いよいよ、夢の女性ホルモンの補給を始めました。まずは、ドクターに「エストロゲン」を処方されましたので、何も考えずにいきなりそこからのスタートです。


もちろん、最初のうちは「プロゲステロン」を併用するつもりでしたが、まずは「エストロゲン」から始めるようにとドクターに勧められたものですから、深く何も考えずに、「エストロゲン」からスタートをしたのです。

 

入浴後に塗るこの透明ジェルタイプの「エストロゲン」は使用感がとてもよく、まるでボディクリームを身体にすり込んでいるような気分にさせられました。ほんとにこれで、私のからだの中に「エストロゲン」が補充されているの?50年以上も生きてきただけの、典型無知な50代日本女性の私は、半信半疑で感動するばかりでした。そのうちきっと、下腹も少しずつ引きしまり、お肌もきっと今よりもプルプルになって行くかも~。もしかしたら自分のからだが、女性ホルモンをけっこう出していた5年くらい前に戻れるような気がしました。


しかし、1週間の使用ではまだ何もからだに変化は感じられません。使用を開始してから1週間が経過。当たり前ですが、まだ変化は現れません。そして、10日が過ぎた頃です。なんだか、瞼の下がぷくっと、いつもより腫れた感じになっていることに気づきました。あら、寝不足だからかしら? なんて思っていたのですが、翌日も、またその翌日も腫れはひきません。それどころか、2週間を経過した頃には結構ひどい肌荒れが。鏡を見て、ぎょっとしました。

 

私は、ひとつだけ持病をもっています。「橋本病」です。わかりやすく言うと甲状腺機能不全です。だから、むくみやすいということもあり、眼の下の腫れなどには敏感です。さらに顔のほっぺたのど真ん中に、直径1センチくらいの大きなシミが浮き出てきました。おまけに歯ぐきまで、なんだか腫れてきた感じです。これって、そういえば、生理前にいつも起きていた症状にあまりに類似しているではありませんか。

 

どうしてなのだろう? とにかく、いまいったん、エストロゲンを中止してみるしかない、と判断しました。 結局、2週間使用して、エストロゲンをストップ。何かがおかしい、といった感じです。こんなはずではない、という思いが頭をよぎります。その一方で、もう一度使い始めてみようかしらとも。

 

しかし次に使用するときには、「エストロゲン」&「プロゲステロン」はセットで開始する方が良いかもしれない。などなど、わけもわからず、素人考えが頭の中をクルクル回ってしまいました。結局行きついた考えは、単純に「始めて受診した病院の若いドクターの言うことだけを聞いていては、ダメかもしれない」でした。日本ではなんといったって、まだ「女性ホルモン療法」を試みている女性は少ないのです。まして、若い女医さんが、その人の体質に合わせて処方できるほどの経験を持っているわけでもありません。

 

ここで、医者になるほどのIQはなくとも動物的IQなら自信のある私です。そうだ、もっと自分なりに勉強してみよう! と思いました。医師免許がなくとも、調べることくらいならできるはず。「無知なおばさんでは終わらないぞ~」という、持ち前の反骨精神がムラムラわいてきました。

 

そして、心に誓ったのです。必ず、見つける! 私にぴったりの「女性ホルモン療法」を!

 

 

2010.1.25