キレイな肌になりたい!

先日、TVの街頭インタビューで「どういう人がキレイだと思うか」という質問をしているのを見た。いろいろな意見の中で多かったのは「肌がキレイな人」という答えだった。

 

誰もが同じ様にスベスベの肌だった若い頃は目がパッチリしているとか、 鼻が高いというのがキレイな人の条件だと思っていた。年月はパッチリした目元にシワを刻む。ふっくらしたホッペをたるませる。 そうなって来ると勝ち目のなかった平凡な顔と大差がない。そこでクローズアップされるのが若さを持続する肌。もっとハッキリした顔だったら良かったのに・・・ と思いつつ大人になった私は、今や肌のおかげでキレイの部類に振り分けられる事もある。まるで“醜いアヒルの子”だ。

 

お世辞にせよ肌がキレイだといわれるのは、雪国生まれの親のDNAも考えられるけれど、 アレルギー体質のうえ、肌が薄くトラブルが絶えないせいもあるかもしれない。蚊に刺されて直径10cmも腫れ上がったり、海に行って火傷寸前など普通では考えられないことが起こる。 原因不明のジンマシンで呼吸困難になった事すらある。当然、皮膚科とは縁が切れない。皮膚科の先生は肌を大事に考えている。当たり前だ。先生との長い付き合いの中で、 正しい肌のケアを知らず知らずのうちに教わって実践している。

 

その一つは、体は洗わない。初めて聞いた時はギョッとした。スポンジやブラシは使わずに石鹸を手で肌に塗るくらいで良いというのだ。体をこすると肌が傷つくという。体をこすらないというのはなかなか慣れなかったけれど、今は泡立ちネットで作ったモコモコの泡を手でなでている。この方法にしてから随分経つけれど、不思議な事に垢も出なくなった。


私は顔もこの方法で洗う。洗顔フォームをモコモコの泡にして夜だけ使って、朝は使わない。よほど脂性の人でない限り、朝はぬるま湯で洗うだけで良いと思う。乾燥はお肌の大敵だから化粧水や乳液などの保湿はタップリ。それから首にも顔と同じものを同じ量だけタップリ。首は年齢が出やすいので首までが顔、と思ってケアをする。

 

先生から教わったことをもう一つ。冬でも日焼け止めクリームを塗ること。紫外線は一年中あるのだから、一年中防がなくてはいけないという。確かに。私は家にいる時も、雨の日も塗っている。紫外線は目に見えなくてもどこにでも付きまとう。乾燥と紫外線はお肌の大敵と考えて、日常の中で習慣にしてしまえば「肌の」という枕詞なしで「キレイな人」と言われる機会も増えるかも。

 

2009.4.1