いつでもボジティブシンキング!

今日はM氏を囲んで「 脳のアンチエイジング」についての研修会。彼の講義は現実的で、すぐに役立つことばかりなので、身を乗り出して聴いてしまう。

 

最初は、脳の萎縮について。

 

脳萎縮のスタートは30歳頃で、60歳くらいからは萎縮がより顕著になるというのだから50代の私たちもオチオチしてはいられない。脳の中でも、前頭葉や側頭葉は萎縮が目立っていく傾向があるそうだ。脳萎縮の主な原因は、毎日10万個もの神経細胞が死んで脱落するという恐るべき事実。これは、今のところ変えられないのだが、タコ足配線のように新しくできた配線を繋げて、脱落した細胞を補うことは可能なのだそうだ。前頭葉は物事を考える部位、側頭葉は記憶をする部位なので、考えることや記憶をするトレーニングを重ねることで、タコ足回線は拡げることができる。

脳内

つぎは脳血管と血液について。

 

脳内では常に一定量の血液がスムーズに流れ続けることがとても重要だそうだ。脳は大食いの組織で、機能維持には常に大量の酸素とブドウ糖が必要なので、毎日の食事と水分の摂取が思いのほか大切となる。

 

男性よりも女性に認知症の発症が多い原因の一つに、食事の量の少なさや、種類の少なさがあげられている。食事と水分をきちんととっていくだけで、症状の改善がみられることでも、食事の質や量が脳に影響を与えることがわかる。脳血管のアンチエイジングのためには、炭水化物の多い食事から、たんぱく質の多い食事へ切り換えること。水分はお茶は利尿作用があるので、白湯を飲むこと。また、血圧の上昇を抑える薬を飲んでいると、脳に栄養が行き渡らなくなって脳の老化に繋がることがあるので、そのような薬を必要としないカラダでいることが望ましい。

 

それともう一つ、大切なことは「ポジティブシンキング!」。脳の前頭葉は、鬱になると血流が滞って、物事を考えることができなくなり、認知症と同じ状態になってしまう。鬱とまではいかなくても、気分が落ち込んでいるときには、前頭葉の血流が悪くなってしまうのだから注意していきたい。ストレスを上手に逃して、いつでもボジティブシンキングで、脳の若さを保っていきたいものですね!

 

2013.3.6