アバラ骨?下バラ肉?さあ、どっち?

ウ〜ン、最近悩んでいることがある。体重を計るべきか、計らざるべきか・・・ 身長は一年に一度健康診断の際に計るだけでこと足りている。今のところ、身長はウン十年前とまったく同じままなのだが、体重は減ってきている。肉食大好きの息子たちの食事づくりから解放されて、菜食大好きの私流ごはんばかりの毎日なのだから体重が減るのは当たり前と思っていたのだが、去年の初夏から、忙しさにかまけてまじめにごはんづくりをしなくなったら、痩せすぎてアバラ骨が出てきてしまった。

 

もともと丸顔で手足の骨も細いので、多少の体重の増減はパッと外から見た目にはわからないだろうとさして気にもしていなかったのだが、泊りに来た友人に背中を見られて「痩せすぎだよ」と言われてしまった。久しぶりに体重計に乗ってみたところ、わが人生で最低の浅岡ルリ子ばりの体重だった。

 

これには自分でもビックリして、まじめに「太らなければ」と思った。しかし、五十代女性の太り方は難しいのです。「アバラ骨が隠れてきた」と喜んでいると、お腹にポッコリと、それも下腹に贅肉がついているのだ。「まあ、仕方ないでしょう」と見て見ぬふりをしていると、今度はウエストの辺りがだらしなくなって、わき腹にダラダラと贅肉がはみ出してくるのだ。

 

私の一歳年上の姉は昔から浅岡ルリ子ばりに痩せていて、「この歳になったら痩せていると貧相に見えるから太ってる方がいいわよ。お腹ぐらい出てたっていいじゃないの」と言う。そうなのですよ、五十代女性としては貧相に見えたくはない。だけど、ポッコリ下腹肉とダラダラわき腹肉を、五十代のうちから許してはいけないと私は思うのです。

 

十年以上前に、かのフランソワーズ・モレシャンさんが「体型を崩さないために筋肉をつけるのですよ!」とかおっしゃって、ジム通いをなさっていたようですが、今の私にはそんな時間も余裕もないのである。さあ、どうしたものでしょうか? もう、アバラ骨をとるか?ポッコリ下腹肉をとるか?のどちらかを選ぶしかないのか。今のところの結論は、ジム通いはできないがウォーキングで代謝率を上げ、ポッコリ下腹肉がつかない程度に太る。しかしこの、下腹肉がつかない程度というのがなかなか難しいのです。

 

体重計

で、体重を計るべきか、計らざるべきかを考えているのです。体重というのは一つの目安ではあるが、五十代になると骨量や筋肉量が減ってくるのだから、体重が減るのは当たり前なのではないかと私は思っている。例えば、体重の増減がないからと安心していたとして、じつは、骨量と筋肉量が減っていて、その分の贅肉が増えていたとしたら困ってしまうではないか。今は多機能体重計がいろいろあるので骨量や筋肉量も計れるのかもしれないが、わが家には体脂肪計も付いていない昔ながらの体重計しかない。それなら、自分の眼で下腹肉の付き具合を見て判断するのが一番だとは思うのだが、これも結構主観が入る。「今日は夕食をたっぷり食べたからお腹が出たのよ、気にすることないわ」とかなんとか言っちゃって! あ〜、やはり体重を計った方がいいのかしら?

 

五十代女性の悩みはつづく・・・

 

 

 

2011.3.17