イマジネーションこそ、有効サプリメント

私のアンチエイジングの基本は、イマジネーション。つまり、想像力だと思う。何かを見たり聞いたりした瞬間しゅんかんに、どこまで自分自身にひきつけてイメージできるかということ。ダイエットはアンチエイジングにはかかせないと思うけれど、これもイマジネーション を働かせると意外と楽にできる。


例えば、牛肉や豚肉のお料理を作った後のお鍋を洗うとき。少し時間が経つと、お鍋に白い脂がベットリとついている。それをペーパーで拭き取りながら、その脂がベットリと内臓や血管、お腹周りについたところをイメージする。半熟の茹で卵の黄身がお皿に流れたとき、お皿にベッタリと付いてなかなか綺麗に取れない。そこで、卵黄が自分の内臓や血管についたら、そんじょそこいらのチカラじゃ取れないんだな、とイメージする。しっかりとイメージさえできれば、その瞬間に「もう、ヤーメタッ!」となる。大好きだった豚バラ肉と蕪(かぶ)で作るかぶら鍋も、半熟茹で卵のトロトロの黄身も、ピタッとやめられた。


それからというものメタボリック系の食事を一切やめて、週一回の社交ダンスで「ボン、キュッ、ボーン 」の先生のナイスバディーに憧れながらステップを踏み、週一回のヨガ教室で鋼(はがね)のようにしなう先生の姿に憧れながらポーズをとり、あとは毎朝鏡の前で簡単なヨガを3分間と、毎晩お風呂で足踏み200回などなど。そんな簡単なことだけで半年経ったときに体重が6kgほど減って、コレステロール値も正常になっていた。体脂肪が減り過ぎて、周りの友人達から「痩せすぎ!」と言われ、1kg戻した。

 

いまはお肉も卵もほどほどには食べるけど、一年ちかく体重は変わっていない。瞬時にイマジネーションを働かせるだけで、お金も時間もかからない。だからずっ と続けられるし、瞬間的にカチャカチャッと脳を働かせ続けることは脳のアンチエイジングかも?と思うのです。

 

 

2009.3.12