パワフルに50代を生きよう!桃井かおりさんのように。

ちょっと前の話だが、「婦人公論」522日号の表紙は桃井かおりさんだった。彼女はロサンゼルスに移り住んで5年たつ。

桃井かおり
5月22日号 婦人公論より

60代になってみたら、もう怖いものがない。なんでもできちゃう感じです。50代半ばで日本を抜け出したのは、とてもいいタイミングだった。この年齢になったら、もう一人生あってもいい。60代のうちは、体力も気力もあるので、ぎりぎり今、山に登っておこう、みたいな感じでしょうか。」と。

この、なんともパワフルな彼女のインタビュー記事を読んで、じゃあ私は、50代の今、いったい何をしたらいいのだろう?という疑問が湧いてきた。

医学が発達し、アンチエイジングの考え方が常識になっている昨今、90代までの長い人生を考えようが、考えまいが、もう一人生あることは確かな事実なのだ。

60歳になったときに「もう怖いものはない」と言わしめる、桃井さんのように自信を持てる数々の経験をしておくのが、ほんとうはいいのだろう。

しかし、彼女のような実績も、経済力も、行動力も、決断力もない、普通の50代女性の私は、なにをしたらいいのだろうか?

この疑問が、頭の中にずっとあった。

そんな折に、職場の50代女性4人で食事に行く機会があった。半数は夫持ちで、息子3人、息子2人と娘1人、息子2人、息子1人と娘1人を各々が持つ母親でもあり、息子育ての大変だった経験も笑い話で披露し合った。

その日、私は息子達と真剣に向き合っていた「諸刃の剣」のような日々を鮮明に想い出した。

すると、桃井さんは女優という職業ゆえに、体力も気力も十分に鍛え上げられたのだろうが、私だって50数年間の、息子育てを含めた山あり谷ありの人生の中で、体力と気力は十二分に鍛えてきたのだと気づいた。

だとしたら、私もだんだん「もう怖いものはない」と言える域に近づいて来ているのかもしれない、と急に思えてきたのだ。

 

そう考えてみると、自然に「もう一人生あってもいいんじゃない?」と、明るく穏やかな未来を待ちわびる気持ちになってきたのです。

 

さあ、「もう一つの人生」が始まるまでに、自分磨きに励みましょうか!

 

 

2013.7.25