歩き過ぎたるは及ばざるが如し

2週間ほど前に・・・やってしまいました。その朝、打ち合わせに自宅の隣の駅まで行き、思ったより早く終わったので近くにある友人宅に寄ったが、あいにく出かけていて留守だった。 そこでさっさと仕事場へ向かえばよかったのだが、駅まで戻る途中の橋を渡らずに、川沿いの道を歩きだしてしまった。

 

川沿いの道

この川沿いの道には縁があり、最近、何度も来ているものだから妙に愛着が湧いているのだ。しかし、途中まで車で来たり途中から車に乗ったりで、通しで歩いたことは一度もない。

 

思っていたよりもその道のりは遠かった。しかし、桜並木の下を流れる川面を眺めながらぶらぶらと歩いていると、いつしか暑さも脚の疲れも忘れてしまった。

 

それがいけなかった。夜、帰宅して入浴したときに右膝に異変を感じた。腫れていてうまく曲がらないのだ。 浴槽の中でマッサージをした。田中宥久子さんのリンパマッサージ全身編をTVで何度も見ているので、なんとなくできてしまった。

 

朝起きると、なにもなかったかのように膝は動き、すべては忘れさられた。しかし、1週間後のある夜、右膝に体重をかけたら鈍い痛みを感じ、ついに観念して整形外科へ行った。 「右ヒザに水が溜まりはじめています。抜くほどではないので薬で炎症を止めましょう。なるべく歩かないように。 軟骨への負担を減らすためには腿の筋力をつけることです。」 と医者は言い、寝ながらできる運動を教えてくれた。これがまったくもって面白みのない運動で、やる気がしない。

 

自分が膝を痛めてみて改めて街ゆく人を見てみたら、足を引きずりながら歩いているひとのなんと多いことか。 中年女性にとくに多く見かけるように思った。女性はメノポーズ(更年期)を迎えると骨密度が激減するというが、それは軟骨や筋肉量にもおおいに関係することなのではないか。

 

あんな面白くもなんともない運動ではなく、日常生活の中で楽にできる運動や、軟骨と筋肉量アップの食事法があるはずだと最近気づいて、研究しだした。まだまだ、人生これからなんですもの。メノポーズ(更年期)に負けてなどいられません!

 

 

2009.9.1