爆睡のすすめ!

このあいだ、うれしいことがあった。 職場で一目を置かれているお洒落な年上の女性に、「今日はお化粧してるの?」と声をかけられた。いつもと変わらず必要最小限のメイクはしていたので、「一応していますけど?」と答えると、「今日とてもきれいだから」と言われたのだ! 「えー? そうですかー?」なんていいながら頭の中で「ウッフン!? エート、エート?」と、「“きれい”の原因」を探ってみた。すると、昨夜あまりの眠さに耐えかねて、夕食も食べずに11時間ぶっ通しで眠ったことを思い出した。

 

そういわれて鏡を覗いてみると、眼の下の涙袋の所の、この頃深くなっていたシワが目立たなくなっているし、他のシワも目立たなくなっている。鏡から少し離れて見ると、顔全体がリフトアップされて、自分でいうのもおかしいが、随分若返って見える。充分な睡眠をとることで肌が若返っているということなのだろう。そんなことがあって、毎朝鏡の中の自分の顔を見るたびに、昨日は何時からどれだけ眠った?と振り返り、どのような睡眠が肌に効果的かを考えるようになった。

 

私は毎日、仕事を終えた時点から睡魔との戦いがはじまる。家に着くと眠くて仕方がない。お風呂に入って目をさましてから夕食を作って食べるのだが、満腹になると、再び睡魔が襲ってくることがよくあるのだ。ここで、急いで歯を磨いてフトンに入って寝てしまえば「きれいなワタシ」にきっとなれるのだろう。しかし、欲望の赴くままにフトンに突っ伏して眠ってしまうと、「寒い!」とか、「トイレ!」とか、必ず何かしらの不具合を感じて途中で起きるはめになる。寝直した場合は、同じ時間数を眠っていても朝の目覚めも悪く、美肌効果も薄いようなのだ。

快眠力

「快眠力」という本によると、「快眠」とは、朝目覚めた時に「グッスリ眠った」という満足感が得られるような良質の眠りのことだそうだ。「質のよい睡眠」の基本中の基本は、まず集中して眠ること。私が今回体験して強く思うのは、まとまった時間を続けて眠ることの大切さだ。細切れの睡眠では得られない、満足感と素晴らしい威力がそこにはある。ときには食べることも忘れて眠り続けてみてはどうだろう。爆睡に敵う美容法はありませんよ!

 

2011.11.3