真の若さを!

ロッド・スチュワート

ロッド・スチュワートを好きになったのは10代のとき。ロック好きの友人と吉祥寺のロック喫茶に通っていた頃だったと思う。

 

姉たちが、中学を休んでビートルズの来日公演に行くの行かないの、と騒いでいるときに小学生だった私はビートルズ世代から完全に遅れをとってしまい、それはコンプレックスとなった。

 

高校を卒業した私は、ビートルズよりも大人っぽく過激なロックを聴くことで、そのうっぷんを晴らしていた。そんなときに出会ったのがロッド・スチュワートだった。

 

彼の歌は、最高に大人っぽくて過激だった。独特のしゃがれ声は、ロックからバラードまで、なにを歌ってもセクシーで私のハートにグッときてしまった。そして、ルックスもおおいにセクシー。私はあの悪っぽい、爆発力のある感じが好きなのだ。

 

それから30年近く経ち、数年前に「anego」というドラマの、生意気で爆発力を秘めた赤西仁の魅力にグッときた。しかし、彼はあっという間にアイドルグループKAT-TUNを辞めて、単身ロサンゼルスへ行ってしまった。

 

その彼が3月7日に日米同時アルバムをリリースし、2度目の全米ツアーを成功させ、キアヌ・リーブス主演のハリウッド映画の出演もオーディションで射止めたというのだから、私が彼に感じた爆発力は本物だったわけだ。米総合チャートでトップ10入りをした彼の歌を聴いてみると、ハリのある、ちょっとしゃがれた声がなかなかセクシーで、またグッときてしまった。

 

しかし、「赤西仁のような若い男にグッときてしまう私って、どうなんだろう?」と自問していた。その答を昨夜SMAPの中居君が、ある番組の中でファンの人たちに言ってくれた。「24年間SMAPを支えてくれてありがとう。若い子を好きになっても、また帰って来てください!」と。やはり若い子の魅力には、SMAPでも抗えないということだ。

 

若い子のもつ刺激的なパワーに打ち勝つ魅力ってなんなのだろう? 若い子の粗削りの若さとは違う、磨きのかかった若さ、そんな真の若さを持つことではないだろうか? 真の若さを持つためには、やはり日々アンチエイジングに励むことしかない。

 

さあ、新年度がはじまりました。心新たにアンチエイジングに励みましょう!

 

 

2012.4.13