秋バテ、すなわち「夏の疲れとストレス」にご用心!

私は、いわゆる「夏バテ」をしたことがない。

「夏バテ」とは、夏の初めに、消化器系の弱い人が起こす食欲不振による体調不良のことだと最近知った。それで、私が「夏バテ」をしないワケがわかった。私は、胃腸が異常なほど丈夫なのだから。しかし、「秋バテ」は消化器系の強いひともなるそうなので、ご用心。

 

そんな話を聴いた矢先に、職場のボスが倒れた。

私より10歳上の彼女は、休日返上で仕事をこなし、企画の打ち上げには率先して参加する。そして、たまの休暇は山中湖でテニス合宿だの、息子夫婦と旅行だの、となんともアクティブな女性なのだ。寝込んだことなど今までに一度もない彼女が、自宅でめまいを起こして倒れ、自ら救急車を呼んだ。

入院こそはしなかったが、駆け付けた息子夫婦たちが交代で泊まり込みの看病をし、1週間後の会議にお嫁さんの付き添いで、やっとのことで参加できた。

秋バテ

倒れた原因は、「夏の疲れとストレス」と医者からいわれた。これぞ「秋バテ」だ。

今年のように猛暑続きの夏の日中は、室内の冷房も28℃ではなかなか効かず、26℃くらいに設定してしまいがちだ。屋外の気温が36℃以上だとしたら、温度差が10℃以上になってしまう。これは、人間のカラダの温度調節の許容範囲を優に越えている。そんなカラダへの無理強いを繰り返していると、私たちのカラダの自律神経は異常を来してしまうのだ。これが、秋バテの大いなる原因となる。

おまけに胃腸が丈夫なひとほど、冷たい水を飲んだり、脂っこいものをスタミナ食と称して食べてしまいがち。消化器だって疲れている。

そして追い撃ちをかけるように、日中の猛暑と熱帯夜は続き、私たちのカラダには、暑さから来る精神的なストレスと疲れが貯まっていくのだ。

 

 そのツケが秋にドドーッ!と押し寄せて来るのが「秋バテ」なのです。

さあ、待ちに待った秋が来ました。

旅行?趣味?食事会・・・?

やりたいことはいろいろありますが、まずは、自分のカラダの内側に目を向けて、充分な休息をとることから始めてみませんか?

若さの秘訣は、なんといっても健康ですから!

 

2013.9.20