10月18日”世界メノポーズデー”

ある日の新聞広告15段2面に、ど~んと更年期に関する広告があった。10月18日は「世界メノポーズ」の日なのだそうだ。女性ホルモンの急な低下による骨密度や血圧、コレストロールに影響を及ぼす更年期障害を一人で悩まずに病院できちんとホルモン補充療法(HRT)を受けることを勧めている。

 

50歳の私は、幸いまだ激しい症状を感じていないのだが、先日同い年の友人が会話中に急に汗をかき出し、「ほらほら、やってきた!」といって、カァ?ときたほてりを扇いでいた。いずれ私も覚悟しなければいけないのか、それとも個人差がある更年期障害を運良く私は経験せず済むのだろうかと、白状にも目の前の友達のひたたる汗を冷ややかに見ていた。さて、ホルモンのバランスは、日頃の自己管理でうまく調整できないのだろうか?

確かに、数年前に身体の代謝が低下したことで(自分で信じきっている)体重が増えたことがある。 下腹がうっ血状態のように張ってしまい、まさに中年の体格に。 生理が終わったのに、数日後、鮮血が続いて癌ではないかと大騒ぎして、さすがにお医者さんに駆け込んだ。 結果、顕著な異常はなく、時が過ぎている。事実、当時体重増加で息苦しかったのもあり、不快な未病状態からとにかく脱出したかったので、 ヘルスエイジングをめざし自己の健康管理を宣言した。 それからは免疫力と代謝力を向上させることに集中し、定期的な運動と食事改善を心がけ、ストレスを緩和させる環境づくりを試してみた。
(*その経緯は、私の過去の記事をご参照ください)

 

宣言から1年ほど経過した体調はとても快調で、張っていた下腹も穀物食による快便からすっかり解放され、よく眠れるし、日々とにかく「気持ちがいい」。この「気持ちいい」感がどれほどホルモンバランスに影響するのか素人の私にはわからないけれど、個人の選択は大いに尊重したいが、 自分の身体の叫びをもっと敏感に受け入れながらの自然療法もあるのではないかと、また高額の巨大広告に反発している。

 

 

2009.11.24