発酵玄米で、キレイを手に入れよう!

平日の朝は、家族を追い出して、台所をかたづけて、洗濯機をまわしながら、掃除機をかけます。そして、洗濯物を干し終えたら、私の至福の時間のはじまりです。大好きなフレンチローストのコーヒーを淹れて、気分に合わせた音楽を聴きながら、まずは、ダイニングテーブルでその日の新聞をめくるのです。

そこへ、愛猫ジェシーが遊んでほしくて、新聞の上に寝そべってきます。そのやわらかな毛並みの背中をなでながら、新聞に眼を通すのです。先日も新聞を読んでいたら「発酵玄米」という文字が。マイブームは「玄米ごはん」&「発酵食品」。その二つがひとつになったこの四文字に、こころは強く引きつけられました。なんと言っても、私が、毎日食しているもののメインは「発酵食品」なのですから。納豆、ぬかずけ、ヨーグルト、チーズ、味噌汁、などなど。

その上、私は最近よく玄米を炊いているのです。 それも、夫や息子はイヤだというものですから、私の分だけ。最近は、それが密かな喜びになっていました。そこに「発酵玄米」の炊き方という記事を偶然にも発見。無性にすぐに実行したくなり、そのままキッチンへ直行。玄米6合のレシピでしたので、4合レシピに自動変換。材料は「4合玄米、カップ4分の1の小豆、塩小さじ2杯、泡立棒1本」。それらはスベテ我が家で調達できました。炊き方はこうです。「ボールの中に玄米と小豆を入れて軽く洗う。そこにお塩を入れて、泡立て棒で7~8分右回しでかき混ぜる」。これは、玄米と小豆に軽く傷をつけるためとか。その後、「軽く洗い、水を玄米用メモリから、小豆分の水をプラスしてすぐに炊く」。約1時間と少しで炊きあがりました。

ただし、3日間は、電機釜を保温状態にして、釜の中で発酵させなければなりません。思わず炊いてしまいましたが、我が家には電機釜はひとつだけ。これから、3日間どうしましょう。こうなったら、3日間は主食に、パスタやうどん、パンを登場させてなんとかしのぐしかありません。家族は、まさかわたしが「発酵玄米」を作っているため、電機釜が使えなくなっている、なんて夢にも考えないでしょう。夫なんて、「おっ〜、今日はパスタですか!」と私の企みも知らず嬉しそうでした。

さて、この「発酵玄米」をもし、食べ続けたら、私のからだの中にどんな変化が現れるでしょうか。カラダの中の宇宙に起こるさまざまな状態をじっくり観察していきたいものです。 1日1回、電機釜の中の玄米をひっくり返しながら、ようやく3日経ちました。ずっと保温にしていると、中の玄米がかぴかぴになるのではと心配しましたが、とんでもない。逆に玄米のいかめしさがすっかり蒸らされ、やわらかさを育んでいました。目をつぶって食べると、まるで、やわらかで香ばしい赤飯を食べているような。

いよいよ、電機釜から出して、冷まし、赤出しのなめこ汁と、焼き魚、キュウリ(ぬかずけ)漬け物、でいただきました。シンプル食ライフ!バンザイ!美味しい!噛めば噛むほど、味があり、香ばしいくせになる味です。 これなら、玄米嫌いの夫や息子にもたまに出せそうです。赤飯を食べるのと何ら変わらないかも。実はそれよりもずっと深い味なのです。その深さは食べ続けなければわからない。みなさま、「発酵玄米」お試しあれ!

 

2016.11.22