真冬のキレイは、湯たんぽ療法で

昔、私は”冷え症のオンナ”でした。冬になると、足の先に氷を当てているように冷たくなる。まだハツラツの20代のはずなのに、冬場の足のかかとは老婆の足のようにカサカサでした。その上、血流が悪くなっているので、眼の下にはクマ、顔色もさえない。おまけに姿勢まで、なんとなく猫背であったとおもいます。顔の表情はこわばっているというか、ひきつっているというか、ほんと末端冷え症は、うら若き乙女の女性フェロモンさえも奪っているという感じでした。

それが5年ほど前から、就寝時に「湯たんぽ」を入れるようになってからです。もう、やたらめったらのことでは冷えません。もちろん、昼間は厚手の靴下やスパッツ、部屋ばきを履いています。でも、どうも他の同年輩の女性に比べて冷えないようなのです。


たとえば冷え込む日に、友人と街を歩いている時も。我が家に、友人が遊びに来ておしゃべりをしている時も。みなさん「冷える冷える」とおっしゃるのですが、私はそんなに冷えを感じません。それもこの間、「あなた近頃、冷えないみたいね~」と友人に言われて気づきました。

「あ~、私は冷えていない!」ということに。

 

「湯たんぽ」をお使いになったことのある方なら、おわかりいただけると思います。「湯たんぽ」とは、お風呂に入っているときの、あの芯からじわっと温まるあの感じが一晩中続くのです。ですから、昼の間も何ともホッコリとした温かさの余韻が、ずっと足先にとどまっています。ほんとうに、温かく癒される感じなのです。まるで昔のキュンとする恋が、今でもずっと心の奥のオアシスに住んでいて、じわっと心を温めてくれるような。電気アンカや電気毛布だと、こういうからだの中の細胞まで癒してくれるような効果は生まれないと思います。電磁波なども関係あるのではないでしょうか。

 

だから、私は「湯たんぽ」をやめられません。外で飲んで帰って、ソファーで寝てしまいそうになっている夜も。今夜はそれほど冷えていないからイイかもと、モノグサ人間の本性が頭をもたげそうな夜も。顔のマッサージや、パックさえ面倒でやらない夜も。必ず「湯たんぽ」のお湯だけは入れます。それで眠っている間、めくるめく「脚湯」の世界にいざなってくれるのですから。これほどのメリットは、そうかんたんに手に入りませんよ。

 

ついでに申しますと、免疫力もかなり高まっていると思われます。50歳を過ぎてからの一番のアンチエイジングは、まず病気をしないということですものね。いろいろな持病のDNAが頭をもたげ始める時期ですが、免疫力さえ高めておけばかなり回避できるとか。どんなに整形外科で技術の駆使をからだじゅうに張り巡らせても、病気には勝てません。それに中途半端にエステに行くよりも、下手なマッサージをやってもらうよりも、きっと毎晩の「湯たんぽ」の方が効果は高いと思います。

 

特に、寒くなる1月、2月は、超おすすめ。そうそう、ほんと、私の肩こりもへりました。この冬場の「湯たんぽ」療法こそ、究極の健康=美容法です。この効果の実感を、あの免疫の大家「安保徹」先生にもお伝えしたいくらいです。


さあ、みなさま。「湯たんぽ・アンチエイジング対策」を明日からぜひ、お始めくださいませ。

 

 

2010.1.25