脳みそストレッチをお忘れなく!

最近、少しだけ物忘れが進んできたような気がする。 特に疲れている時、寝不足の時などは、それが顕著だ。 「固有名詞」が思い出せない。「アレ、アレ、ソレ、ソレ」が増える。しかし自分では、「そう言えば、私はもともと記憶力が弱いんだったわ~」「今、始まったことじゃないもん~」とまだまだ脳細胞は現役であることの言い訳にムキになる。 それを、ひとりでブツブツ自分に向かって言っているから怖いのである。

 

よくいるじゃありませんか。ひとりごと言いながら、歩いている「おばさん」。まさしくアレですよ、アレ。もしかして中年のおばさんに多いのは、更年期が関係してる? 急激に、女性ホルモンが下がってくると、気力がなえる。 その時、いっしょに脳細胞の働きも少し鈍くなっていくのかもしれない。

 

あ~、恐るべし。「脳みそ」は、お肌やカラダつきのように目に見えないから危ない。 どんなに美肌でも、ボケてちゃ問題外でしょ、オンナとして。

 

そんなことを思いながら、ふと思い出したことがある。 数週間前に読んだ新聞記事に、音楽を聴くと「脳細胞が活性化する」とあった。ふだんから、頭がボッ~とさえない時、つい音楽(私の場合はクラッシック)を聴きたくなる。 するとだんだん、こころの中にたまってる雑念が排出されて、頭の中がクリアーになっていく。

 

「あの感じね~。そう考えてみると私は普段から、音楽の効果は充分実感済みなんだわ。」そう思いながら、こうやって書いてる最中にも、ある「固有名詞」を思い出せないでいる。まずい!書くことを中断して、さっそくCDを聴いてみることにする。「ハイドンのピアノソナタ」、ピアノ奏者はアルフレッド・ブレンデル。久々にこのCDを聴いたが、やはり何ともスバラシイ! 脳細胞の隙間にしみこんでいく感じです。 大音量で聴きはじめて10分くらいしたら、思い出した! 忘れていた「固有名詞」が頭の中にひらりと浮かんできた。 ソレ、ソレ、コノテですよ。効果ありです!

 

変なことを書くようだが、脳みそにも「美貌」ってあるんじゃないかしら。ヒトはつい、特に「オンナ」は見た目で判断されがちである。 だから必死で、シミ、シワとも闘っているのだけれど。 でもそれが、例えば、「脳みそのシワ」が細かく、多い方が美しいとか?「脳みそ」で美しさを競えたら、これって結構面白いかもしれない。

 

ほんとうの「アンチエイジング」とは、やはりこんな見えない部分にこそ 努力して、若さときれいを保つことじゃないかしらね。

 

さあ、皆さま。はつらつと、反射神経の良い「脳みそ」を維持することも、大切なきれいのポイントですよ。読書をして、素敵な音楽を聴いて、お友達と有意義なおしゃべりをして、 さらにはチョコレートとコーヒーを毎日必ず摂って、ビューティフル・ブレーンでいきましょう。

 

人柄、人格が、そのヒトの表情をつくると言うじゃありませんか。 脳みその「アンチエイジング」こそ、あなたをきっと美しくしてくれますよ。 さあ、私も頑張って、「脳みそストレッチ」にはげみます。

 

 

2009.10.1