「#me too」が、世界を変える!って、ほんとうかもしれない。

                                    

                                                                            2018.1.12

あけまして、おめでとうございます。

さて、今年はどんな1年になるのだろう!と、まっさらなカレンダーを眺めて、ワクワクしています。

そんな1年の始まりの1月7日、テレビを観ていると、「ゴールデングローブ賞」の受賞式がロサンゼルスで開催されていました。なんと、会場中の人々が黒1色なのです。

昨年ハリウッドから世界に広がった「セクハラ問題」に対する連帯をしめすために、この授賞式に女優たちが黒のドレスを身にまとって参加したからです。これは、ハリウッドの著名プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏が多くの女優からセクハラや性暴力の告発を受け、広く社会問題になったことがきっかけでした。

この授賞式では、長年の功績をたたえられて、セシル・ B ・ デミル賞をテレビ司会者のオブラ・ウィンフリーさんが黒人女性として初めて受賞しました。彼女は、次なるアメリカ大統領の候補になるかもしれないとささやかれている人物でもあります。彼女のスピーチは、会場を黒い衣装でうめつくしている女優やモデルたちの声を代弁していました。「いま、この式を観ているすべての若い女性たちに伝えたい。新しい日は地平線のすぐそこまで来ていると知ってほしい!」と語りかけたのです。

すでに、いま、「#me too」の声は、世界中にSNSで拡散されています。多くの女性たちが、自らの体験を公にして、女性たちのために戦っているのです。

「ゴールデングローブ賞」のような、世界中の人々が注目するような場から発信されて、世の中が目覚めてくれたら。黒い衣装で埋めつくされた会場を眺めながら、私にも歓喜するものがありました。 これからの時代、サクセスを夢見て、未来に夢と希望をもつ女性たちが、自分の道をまっすぐに進んで行けるように、だれかに阻まれることなく思う存分能力を発揮できる、そんな世の中がほんとうに近づいてきているような気がしてきました。

くしくも、1月8日は、日本では、成人式でした。華やかな晴れ着に身をつつんだ若い女性たち。 この女性たちの未来にも、「セクハラ」は立ちはだかるのです。

日本の女性たちよ!浮かれてばかりではいけません。強い覚悟をもって、この男性社会を打ち砕いて行きましょう。

 

タナカキヨミ