今年のミスユニバースに選ばれたのは、南アフリカ代表の「ツンジ」さんでした。

決め手は、ファイナルスピーチとなった「若い女の子たちに今、一番伝えなければならない大切なこと」というテーマに対して、「女性に一番必要なのは”リーダーシップ」です。

これは、とても長い間、若い女性＆女性に欠けていたものでした。 それは、私たちが望まなかったからではなく、社会が女性の役割を決めつけていたからです。私たちはパワフルな存在であり、 あらゆる機会を平等に与えられるべきだと思います。若い女の子たちに私が伝えたいことは、自分の居場所は自分でを勝ち取ること。 どんな状況にあっても、自分の足で立ちましょう」と力強く訴えたスピーチでした。

ツンジさんの声が聞こえなくなるくらいの拍手と歓声が会場を埋め尽くした、素晴らしいスピーチだったようです。ひと昔前では、考えられない話です。 ファイナルに残った５人、一人ひとりが、とうとうとスピーチを披露し、自分の考えをきちん表現できるかどうかが、最後の決め手となるなど。 まるで、それを受けてかのように、今月12月10日、フィンランドの新首相が決まりました。３４歳、世界で最年少の女性首相です。名前は、サンナ・マーリンさん。

２０１８年に女の子を出産したばかりだそう。フィンランドは１７人の閣僚のうち１２人が女性だといいます。ちなみに日本の閣僚２０人のうち、女性は2人です。

よその国の話といえど、なんだか、ウキウキしてくるニュースではありませんか。少しずつではありますが、確実に、世界のあちこちで女性が自分の足で立ち上がりはじめています。

２０２０年は、東京で、オリンピックも開催されます。さて、来年は、どんな年になるでしょう。

あなたにとって、素敵な１年になりますように。 「ボンジュール５０'S＋」を来年もどうぞ

よろしくお願いいたします。

タナカキヨミ