女性の平均寿命は90歳に迫っています。

女性のみなさま、70代まで現役でいましょう。

                                    

                                                                                  2015.10.23

すっかり秋らしくなってまいりました。空気が澄んでいる気がします。お天気がいいな~と、今日の平和に感謝しながら、シリア難民問題、中国の南シナ海での埋め立てなど、対岸の火事ではすまされない数々のニュースに胸が痛みます。

そんな中、「70歳以上も働ける企業 2割超」という新聞見出しが眼にとびこんできました。従業員31人以上の約15万3千社に状況を聞き、97%が回答。条件つきを含めて、3万社が70歳以上でも働けるらしいのです。希望者全員が65歳以上まで働ける企業も、約10万8千社に。

これは、全企業の72.5%を占めます。良いことではありませんか。ただ、今までひたすら企業戦士としてひた走って来た方には、死ぬまで働き続けるのか、第2の人生がほしいという声が聞こえてきそうですが。この方たちは、60歳がラストスパートと決めて、さまざまなものを犠牲にして生きていらした。だから、リタイアしたくなる。この働き方は、そもそも日本人的古い価値観の働き方です。

これからの未来を生きる若者たちには、長~く働くことの意味をこう捉えていただきたい。「一生マイペースで働きながら、プライベートライフを大切にしよう!」です。特に女性たちに取っては、この70代まで現役態勢は、ほんとうにありがたいものです。大学を出て、20代はみっちり働く。30代は結婚、出産、子育てで仕事は事実上閉店。40代は子育てしながらぼちぼち働く。50代、60代、70代はもう一度猛烈に働ける。20年間のブランクを埋めるべくです。女性の平均寿命は90歳になろうとしています。70代まで働いたって、その後20年はあります。今までは、男性目線で人生の労働設計も立てられていました。でも女性は男性とはまったく違うワークライフプランで生きて行く必要があります。想像してみると、30代の男性サラリーマンと40代後半の女性OLがほぼ同等の仕事経験となります。企業も男女差別でなく、男女区別で、就労形態、就労条件などを見直していただけたら面白いのですが。働いた経験をお持ちの女性なら、お判りだと思いますが、自分で稼いだお金で、自分のためにほしいモノを買う。これほどの喜びはありません。ダーリンに買ってもらって嬉しいのは、最初だけ。私たちは、一人ひとり、自分の足で生きていくように創られています。でなければ、立派な母にもなれません。あ~、また、暴走しています。

 

タナカキヨミ

 

タナカキヨミ