2019年がやってくる。平成よ、さようなら!

 

 

 

     2018.12.29

また1年が過ぎて、私の大好きな師走がやってきました。みなさまにとっては、どんな1年だったでしょうか。私の2018年は、人生のエアーポケットでした。フワフワのベッドに寝そべり、読書したり音楽を聴いたり、旅をしたり、頭を空っぽにして、無の境地で過ごしていた時間でした。長い人生にそういう時期があっても良いでしょう!と思えたのも、リンダ・グラットン「LIFE SHIFT」を読んだからです。「100年時代の人生戦略!」さて、これからの長い時代をどう生き抜くのか!と誰しもが考えなければならない時代です。

終身雇用が当たり前の日本社会。ようやく定年が60歳から65歳になりつつあります。それでも、その後の30年間をどう生きるのか!「教育ー仕事ー引退」という3ステージの時代はもう存在しません。このステージの間「ー」にこそ、無限の可能性が眠っているように思います。このステージの繋ぎが日本社会では、今まだ許されていません。今も、大学生は3年生の時から就活を始めているのが現状です。学校を卒業したら、すぐ就職する。そのレールから一度、離脱たら、エリートサラリーマンの道はない!という風潮は今もあります。そして、定年になったら、60歳や65歳で、知力&体力及び優れた経験の持ち主がリタイアさせられてしまう。マスコミは、日本人の4分の1以上が65歳以上の老齢化社会日本という現実を面白おかしく、「福祉などの問題がどうなるのか!」「日本は立ち行かなくなるのでは!」というような不安を煽っている。そのせいか、認知症予防や肥満予防の番組ばかりが目立ちます。それを見せられている全日本人が、日本国は老人ばかりになってしまっているのではないか、大変だ!と思わされています。さらに、60歳以降の本人たちも、まだまだ現役と何ひとつ劣らないのに、「自分は老化しているんだ!」と思っている。だれが、仕組んでいるのか?「LIFE SHIFT」を読んだら、自分が潜在的に感じていた疑問が一気に吹き出して、本当におかしいと思いはじめてしまいました。

結局のところ、日本人の良いところでもあり、悪いところでもある既成概念的発想。決められたことを間違いなくスムーズにこなすことは得意だけれど、変化球ができない。これが、今後の日本に大きな重しとなっていくのではないかと不安がよぎります。家族を安定した職業で養って行くというレールを敷かれた父権制度の象徴ともいえる終身雇用制度にあぐらをかいてきた日本人、特に男性の方々の自己責任と言えなくもありません。

まあ、日本社会が簡単に変わるとも思えません。でも、確実に私たちひとりひとりから変わって行くしかないのです。いざ、「ライフシフト」へ!

これから、何を目指してもいい。夢の翼を持とう!生涯現役で、人生を突っ走ろう!それを2018年の抱負にしたいと思います。

みなさま、どうぞ、晴れやかで真っさらな年をお迎えください。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

タナカキヨミ