男女平等、世界142カ国の中で、日本は104位!

                                                       

2014.11.6


ここのところ、東京は秋晴れで気持ちのよい日が続いています。

先日、こんなニュースが目に留まりました。世界経済フォーラムは10月28日に、各国の男女格差の少なさを指数化し、そのランキングを発表しました。日本は前年から一つ順位を上げたものの、依然、低水準です。

1位はアイスランド、2位はフィンランド、3位はノルウェー、4位はスウェーデン、5位はデンマークと続き、フランスは前年度の45位から一気に上がって、今年は16位に入りました。

ちなみに、アメリカは20位、中国は87位です。

主要7カ国(G7)中、日本はもちろん最下位。ランキングの基準は「職場への進出」「教育」「健康度合い」「政治への参加」の4部門、これで競っているわけです。

項目ごとにみると、日本は「職場への進出」102位、「政治への参加」129位、「教育」93位、「健康」37位です。結局、女性が長寿だということで、「健康」項目だけが、ランキングを上げてくれていることになります。もうお話になりません。

これを裏付けているのが、日本の場合、公務員の女性管理職は、11.2%です。おさわがせ女性国会議員においては、8.1%しかいません。

どうすれば、男女平等は可能になるのでしょうか。子供を産み育てる大変さは、もちろんあります。しかし、日本は、少子化の傾向にあります。子供を産まない選択をする女性も増えています。それなのに、バリバリ働く女性が増えないのは?なぜ。ほんとうに納得がいきません。

男女の不平等を社会のせいばかりにしていても、はじまりません。待っていたら、後100年かかるかもしれません。

女性一人ひとりが、頑張るしかないのでは。大企業が雇ってくれないなら、もっとどんどん起業しましょうよ。確かに、子育ては大変ですが、それをやりきり、さらに男前に働いている女性もたくさんいます。

「ボンジュール50’S」の読者の方々にお伝えしたいのは、ここです。

読者の方で、お嬢さまをお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。

「女の子は、安定した職業の方と結婚させて、良い母になってほしい」と、そう思っていませんか?そういう親の考え方が、そのまま子供に刷り込まれてしまうのです。だからはじめから働き方のスタンスが違ってしまう。

私は、男女の不平等は、各家庭が作っているとおもいます。読者のみなさま、もう一度胸に手を当てて、良~く考えてみてください。才能は男女平等に神様が与えてくださっているはずですよ。家庭の中で、子供の成長を見守る。お料理をする。編み物をする。一見とても幸せそうですが、ほんとうにそうでしょうか?自分で稼いだお金でほしいものを手に入れるあの喜びは、手に入りません。いくら家事を自分がやっているから、稼いでくるお金に半分権利があると思っても、やはりどこかむなしい。そもそも、昔と違って、日本の人口がこれほど減って来たら、日本人として女性も働かなければいけない。

もう、働く事は日本人女性の義務になって来ています。さらに男女平等は、女性の社会進出を増やす事からしか勝ち取れません。

お嬢さまをお持ちの読者の方々、どうぞ、お嬢さまを、逞しく、賢く、美しく、自分の足で生きて行けるようにご指導ください。

 

タナカキヨミ