更年期のうつ、イライラ、不定愁訴にはアロマテラピーが効果的!

イライラするような直接的な原因もないのになぜかイライラしてしまう事って、誰もが時として経験する事ではないでしょうか? いつもはそんな自分ではないのに、そんな時は人に云われた言葉でムカッとしてしまったり、ついつい家族に当たってしまい、あとで私ってなんてダメな人間なのかしら・・・と落ち込んだりして。

 

でも理由がなくイライラするなんてことは、ないのだという事を覚えておいて下さい。PMSだったり、更年期だったり、ストレス過多だったり、便秘ぎみだったり、カルシウム不足だったりとイライラの理由は必ずあるのです。

 

しかしながら、その理由がわからずイライラし続けるのは、おむつが濡れていても、お腹が空いていても、自分では何もできなくて泣き続ける無力な赤ちゃんのようなもの。大人の女性としては失格です。

まずは、自分の身体の声に耳を傾けて原因を捜りましょ。解決策を見つけるまでの間のイライラ緩和対策にアロマテラピーはひじょうに効果的です。自分の一番好きな精油を見つけておいて、その香りを吸入するのが理想ですが、一般的に原因に関係なく、イライラを緩和させたいなら、ラベンダー、クラリセージ、スィートオレンジがおすすめです。

 

PMSの場合はクラリセージはとくに効果的だと思います。更年期の場合はゼラニウムやローズ。ストレス過多の場合は、アロマテラピーで気分転換をはかるだけでも気分を立て直せる場合もあります。そんな時は、ネロリ、フランキンセンス、メリッサがとても良く作用してくれるように思います。

 

他にも、一般的にはストレス緩和に使われる精油でなくても自分が一番好きな香りの精油は気持ちを沈め、脳をリラクゼーションを促す脳内ホルモンや、幸福感を得られる脳内ホルモンを分泌しやすい状態にしてくれます。100%ピュアな精油であれば、マッサージオイルに使用するのでない限り、オーガニックにこだわる必要はありません。好きなブランドの精油、または気に入ったビンのデザインの精油でOK。

 

精油を吸入する方法は、特別な拡散器ではなくても、熱湯を入れた大きめのマグカップに1、2滴たらして近くに置いたり、ティッシュに1滴落として顔の前でひらひらさせ、あとはデスクの上や枕元に置くだけでも充分な効果が得られます。

 

アロマテラピーは、こうしなくてはいけないとか、ここのメーカーの精油でなければならない、なんて脅迫概念を持つことの方が逆にストレスを感じてよくないです。イライラしつづけると自分や周囲の人が不愉快になるだけではなく、身体の中で活性酸素が発生し自分の細胞を傷つけ、老化を加速させる一番の原因になるのです。自分の心身のストレスケアを真剣に考えることこそ、究極のアンチエイジング&エイジングケアなのではないかと、私は思います。

 

2010.8.30

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