キーワードは「ときめき」

ママはこの間から部屋をリホームしていて、やっと工事も終わったらしい。この際、リホームついでに大きな食器棚やライティングデスク、本や食器もだいぶ整理したそう。たくさんあった写真も小さな薄いアルバム冊に収めたいので、ダンナ様が写っている写真で欲しいのがあれば持って行ってちょうだい、とも。えっ、いらない写真は捨てちゃうの?新しくなったお部屋も見たいけれど、処分されちゃう前にダンナ様の写真はもらってこなきゃ。彼の小さい時の写真が見たい!

 

今までも本当にママが気に入ったものしか置いてない素敵なお部屋だと思っていたけれど、リホーム後のお部屋はまぁ、今まで以上にスッキリ! とってもラブリーなお部屋に変身していてワォ! ママ曰く、もうママぐらいの歳になったら、お掃除は30分で済むようにすっきり暮らしたいの。ものをあまり持たないことは心も軽くなって、何事もスムーズに事が運ぶのよ。う〜ん、分かったような、分からないような…。

 

さてさて、楽しみにしていたダンナ様の写真を拝見。どこか面影がある小さい時の写真を見ていたら、口元がゆるんでにやけてしまうのが自分でも分かったわ。だってどれを見ても可愛いんだもの。運動会のかけっこで一生懸命走っている彼。遊園地や旅行先で楽しそうにはしゃいでいる彼。たくさんある中から選んだ60枚。ママにちょっと多いんじゃないって言われて、また厳選し直し20枚に。ママにそれを封筒に入れてもらって、大事に抱き抱えるようにして家路を急いだわ。彼に早く見せたくて。彼の幼い頃の話を肴においしいお酒が飲みたくて。

 

そして、感心したことがまた一つ。ママって潔いなって。あんなにたくさんあった食器やアンティークの小物、洋服もだいぶ友だちにあげちゃったらしい。愛着があったり、また使うんじゃないかと思うと、物ってなかなか減らせないのに。物を買う時は心がときめくかどうかで買えばいいのよ、とママは言うけれど、日本には可愛いものがいっぱいあって、ついつい買ってしまう私には物を増やすなという方が無理。でも、これからは物を買う時は「ときめき」をキーワードに、一呼吸置いてからにするわ。そして時には必要のない物は潔く、ね。

 

あぁ〜、回りを見渡してみたら、心がときめかない物がいっぱいだぁ。少しはママを見習おうっと。

 

マンディ

 

2011.5.30