ウットリが止まらない

先日BSで思いがけず、映画「サウンドオブミュージック」を観ました。マリアとトラップ大佐と7人の子供たちの物語は私がまだ十代半ばころ公開されました。今までにも何度となく観ていましたが、アカデミー賞を総なめにした3時間近い映画は飽きさせることなく淀みなく進み、ウットリさせる事ばかりが続いてゆくのです。はつらつと胸を張ったマリアは気持ち良く、ハンサムな大佐が歌うエーデルワイスは夢心地、子供たちはこの上なく可愛いらしく。ダンスパーティーをするお家はベルサイユ宮殿のようで、二人が心を通じ合わせる庭は森のよう。結婚式は壮大で厳粛、マリアのウエディングドレスは最高で、修道院のシスターたちは皆お茶目、アルプスを望むオーストリアの風景は格別。本当に次から次とウットリが止まらないのです。たまに、こんな正統派の感動作を観ると気持ちを正し、丸くなった背筋を伸ばしてみたくなる刺激があります。何度観ても感動あらたにする大作です。

クリスマスシーズンがやって来ました。札幌大通りでは姉妹都市のドイツのミュンヘン・クリスマス市とホワイトイルミネーションが今年も始まりました。赤ワインを温めた「グリューワイン」やソーセージ、クリスマスケーキの「シュトーレン」などが味わえ、ドイツからやって来たクリスマス小物が買えるお店が並びイルミネーションがキラキラ輝いています。

 

そんな中、今年も篆刻の印を捺したクリスマスカードを作ります。今年は円の中に鹿を入れ大中小と3個の印を刻し自由に捺してみました。その周りに円を刻した印を金のスタンプで少し華やかさを出して見ました。篆刻もこんなことをして自由に楽しんでしまいます。


そして、いつものクリスマスリースです。今年は庭のアナベルがきれいにドライになったのでリースの材料になりました。アジサイ科のアナベルは咲き出しが緑がかった白、満開になると純白、秋になるとくすんだ緑に変化し春から秋まで楽しませてくれる大好きな花です。ピンクに色づいたミナズキも一部使いました。ミナズキもアジサイ科、春から秋へと同じく色が変わり秋にはピンクがかった緑になります。飾りは毎年恒例の縦につながるサンタ4人組を下げ、直径40cmの大きなリースの完成です。

 

そして、いつものヒバで作る高さ30mのミニツリー、給水してあげると1ヶ月はきれいに緑が楽しめ、簡単で小さくプレゼントにも喜ばれます。

2012.12.10